こんにちは、タツヤです。
ワーホリがきっかけで永住権を取得しました。
先日こんなツイートをしました。
海外移住を目指すならワーホリって本当いいビザ。仕事しながら経験を得て、ローカルの友達も作って、暮らしを楽しむ。『この国に暮らしたいな』と思ったら、移住できるか調べる。僕はワーホリでシドニーに来て『ここに暮らしたい』と思った。移住のきっかけは人それぞれだけど、ワーホリを使うのもいい
— Tatsuya🇦🇺フリーターからシドニーの会計士 (@tatsuya_maeda) October 29, 2020
僕がワーホリで来た当時(2002年)、ワーホリから永住権というのも楽でした。。。ただ、今だと(2020年)正直、難しいかもです。
『なんだー、ワーホリから永住権は無理なのか~』と思うかもですが、まだチャンスはあります。
時代は変わっても『ワーホリを最大限利用して、移住に繋げていく』という考えは変わらないはずです。
そんな訳で、今回は『ワーホリから永住権を目指すのに大事なこと』について解説していきます。
この記事が少しでもワーホリから海外移住を目指す人の参考になれば幸いです。
目次
オーストラリアのワーホリから永住権を目指すのは難しい?
結論から言うと、ワーホリ期間は1年だけなので、その間に仕事経験を積んで、そこから移住に繋げていくのは難しいです。
しかしです、、、
個人的には『時代は変わっても、やる事は変わらない』と思います。
もし、ワーホリから永住権を目指すなら、下記のことが大切です。
英語力はIELTS 6.5が必要
日本で英語力をできる限り上げて、語学学校に行く時間も仕事探しや仕事経験に使ったほうがいいです。
そして、ローカルの仕事経験をすぐに得たほうがいいです。
英語が出来れば、仕事の選択肢も増えるし、その後のネットワーキングにも(現地の知り合いや友達も出来て)有利だからです。
ワーホリ期間は一年しかないので、一年間(基本は違う雇用主に半年ずつ、実際には違う支店で働くことも可能)フルで現地の仕事経験を得ることが大切です。
上手くいけば、そこからビジネスビザ(企業からビザのスポンサーになってもらう)のチャンスがあるかもしれないからです。
僕がいた現地企業にもワーホリビザを利用して働いていた人は沢山いました。たしかに日本人は稀ですが、、、
英語力があれば、このように現地企業で働けるのです。
海外に出る前に、英語力 IELTS 6.5はほしいところです。本当に仕事の選択肢やチャンスが増えるからです。
英語力ゼロの僕がどうやって勉強してオーストラリアで海外就職できたか
日本で仕事経験や専門スキルをつける
日本で培った仕事経験や専門スキルがある人は、オーストラリアに来てからも有利です。
会計士、IT、看護師、シェフ、職人系(メカニック、建築系の仕事、大工、タイル)などの仕事は需要があり、日本で経験がある人は恐れずに現地企業の求人に応募することが大切です。
きっと英語力はそこそこでも、その経験は買われます。
あとは『どのようにアピールするか』が大切です。
例えば、『日本で3年間、大手監査法人』で働いた経験があっても、その詳しい仕事内容をしっかりと履歴書に書いて、アピールしないと採用には中々こぎつけないのです。
『履歴書=自己アピール』と考えた方がいいのです。
また、オーストラリアでは『人柄、やる気』も見られます。
例えば、シェフやキッチンで働いた経験があるなら、レストランなどに飛び込んで『やる気』を見せるのも大切です。
現地の求人サイト(Seek、Indeed、LinkedIn)を使う
英語力がある前提として、現地の求人サイト、Seek、Indeed、LinkedInを使って仕事を探したほうがいいです。
求人情報の選択肢も増えるし、給料もローカルの仕事のほうがいいです。
あとは応募するにつれて、リクルーターと会う機会も増えて、そこからネットワークも広がっていきます。もし、なにか良い仕事があれば、リクルーターから教えてくれる場合もあります。
最初は、なかなかワーホリビザで求人サイトから仕事をゲットすることは難しいですが、履歴書のアップデートをしながら、英語の勉強にもなるし、応募し続けることが大事です。
転職大国、オーストラリアでは仕事探しは大変なのです。
もし、あまりにも仕事探しに時間がかかるのであれば、日系求人サイト、JamsやNichiGo pressなどを利用して日系の仕事を探して、日系企業で経験を積むことも大切です。
オーストラリアでは仕事経験が大事なので、現地の日系企業の仕事経験を得ることによって、ローカルの仕事探しが、多少は楽になるかと思います。
オーストラリアの就職で使う求人サイトのまとめ!【在住者が考える】
ネットワーキングをする
現地企業で働く機会があれば、同僚や上司、他の部署の人とも積極的に話して、知り合いを増やすのが大切です。
オーストラリアの業界は狭いので、知り合いが多いと有利だからです。
将来仕事探しをする時にも、知り合い経由で転職の情報などを得ることがあります。
元同僚の同僚が、知り合いだったという事も多々あります。普段から、『人脈(コネ)づくり』は意識してやっているといい事があります。
あと地域コミュニティに参加するのもいいです。
サッカーだったり、バスケだったり、アクティビティに参加して知り合いや友達を増やしていくのも大切です。
職種にもよりますが、『仕事を探している』と知り合いや友達に話しておくのも大切で、気の良い友人が口利きをしてくれることもあります。
ワーキングホリデーは『ホリデー』として、旅行したり、語学学校に行ったりと、楽しむこともできますが、『ワーキング』の部分を利用して、仕事経験とネットワーキングを築いていくことも可能です。
もしワーホリから直接移住に繋げることが出来なくても、仕事は続けて学生ビザに延長して、オーストラリアで専門性を勉強して、そこから永住権に繋げていくことも可能です。
学生ビザに変えて専門スキルを身につけよう
専門スキルがないなら学生ビザに変えて身につけたほうがいいです。
やはり『仕事経験』や『ネットワーキング』だけでは移住は難しいからです。
僕はワーホリビザから学生ビザに変更しました。
ワーホリの時は、ローカルで働いていたけど、個人経営のバックパッカーズでビジネスビザなんて出して貰えないし、仕事経験も受付業務で専門スキルとは関係ない職業でした。
個人の努力で、オーストラリアに移住するには、専門スキルがないと難しいのです。
僕は最初2年制のビジネスカレッジに行き、そこでビジネスを学び、その後はカレッジと提携していた、大学院で会計の勉強をしました。
今でもそうですが、会計の専門性は移住に繋げやすい職業で、ここで専門性を身につけて、僕の場合は永住権を取得しました。
時代によって、移住に繋げやすい職業は変わるけど、最近ではニュース記事でもあったように、Software developer、会計士、看護師などが人気の職業です。
日本で専門スキルがある人は、ワーホリの時から現地企業で働いて、学生ビザに変更してからも、専攻している学科と関連性があるなら、同じ企業で働くのがいいです。
オーストラリアの学校の卒業資格、卒業ビザ中の仕事経験、ワーホリ・学生で得た仕事経験、全てを合わせて、移住に繋げていくのが大切です。
元同僚は会計士として、イギリスからワーホリビザを利用してオーストラリアの現地企業でカジュアルの契約社員として働くこともできました。
もちろん、彼には英語力(ネイティブ)や仕事経験があったので、楽勝だとは思いますが、日本人でも仕事経験があって、英語力がIELTS 6.5ぐらいあれば、現地企業で働くことも可能です。
その後、彼は別の企業からビジネスビザを出してもらい働いていますが、もし永住権のポイントが足りない場合は、学校に行って卒業資格のポイントを加算することによって、永住権の申請に近づけることができます。
もし、僕のように専門スキルがない場合は、学校に行って身につけることが大切です。
【在住者が考える】オーストラリアへの海外就職の方法やビザについて
学費がないなら学生ビザで働こう
オーストラリアの学費や生活費は高いから、しばらく働いて貯金したほうがいいからです。
僕はワーホリビザから学生ビザに変更して、2年制のカレッジにいった時、バイトばかりしていました。。。(-_-;)
オーストラリアの学費は高いので、大学だったら年間2~4万ドルはかかるので、あと物価も高いので、日本で貯金してくるか、バイトして学費や生活費を稼ぐ必要があります。
正直、あまり大きな声では言えないですが、Cash in hand(現金収入)のバイトもやっていました。
僕のクラスメイトは夏はジューススタンド(現金収入)、イベントのバイト、クリーニング(現金収入)と3~4つのバイトを掛け持ちして、夜遅くまで働いて稼いでました。
学生ビザでは週20時間(ホリデー中は無制限)の就労と決まっていますが、誰一人として守っていなかったです。。。
見つかったら、強制送還ものです。。。(-_-;)
とはいえ、時給20ドルぐらい(現金収入だと約15ドル)で無制限で働けば、大学の一年目の学費(約2万ドルぐらい)は余裕だと思います。
僕の場合は、ワーホリの時から学生時代まで、現金収入でもガッツリと稼いで、大学院の学費や生活費をまかなうことが出来ました。
しかも、住み込みで働いていたので、家賃もほぼ無料でした。。。\(^_^)/
あと、留学エージェントのTakeshiさんは奨学金の有益な情報も発信しているので、ツイッターやサイトをフォローしたほうが良いです。
【奨学金】クイーンズランド工科大学の奨学金情報!
大学・大学院の奨学金に加えて、付属語学学校の奨学金も発表されています。https://t.co/ZN92VzAZlP#オーストラリア留学
— Takeshi Sakamoto@🇦🇺無料留学相談 (@TakeshiSakamot) October 28, 2020
僕は奨学金を使わなかったので、調べたほうがいいです。学費が安くなるにこしたことはないですよね。
僕はYouTubeでも解説しています。良かったら覗いてみて下さい。
即戦力や仕事経験を意識して働いていこう
企業が求めるのが、即戦力や仕事経験のある人材だからです。
オーストラリアの経理部や財務部で働いて14年。企業が人材に求めるものは『即戦力』なのです。
仕事経験あっての『即戦力』なので、在学中からその辺を意識して勉強なり、バイトなりを頑張っていくのがいいです。
僕が大学院で勉強していた時は、インターンのことはうっかりと忘れていて、結局はやりませんでした。
それだけ、課題とテスト、バイトに追われる毎日でした。
今からオーストラリアの学校で勉強して、将来現地就職するなら、仕事経験を早めに得たほうがいいです。
専攻によっては、例えば看護師とか、在学中からプログラムで実習があるようですが、そうでない専攻、例えば会計とかは積極的にインターンの経験をして、卒業後の現地就職に繋げていくのが大切です。
僕の場合は、バイト先で受付業務やアドミン業務をやって、卒業後に正社員としてバイト先に就職しました。
いずれにしても、在学中から仕事経験を積んで『即戦力』になるよう努力して、あとはネットワーキング(コネ)を職場でおこない、そこから現地就職に繋げるのが大切です。
Graduate programやインターンのサイトは下記です。
チャンスだと思ったらアピールしよう
もしかしたら、企業からスポンサーしてくれるチャンスがあるかもしれないからです。
日本で専門スキルがある人、例えばIT、会計、シェフ、職人系の方は、普段からアンテナ張って、『これはスポンサーのチャンスかも』と思ったら、アピールすることも大事です。
ワーホリの時から、仕事をしっかりとやり、積極的に提案していき、自分が『価値ある人材』として認められれば、ビジネスビザの可能性もあります。
僕は以前、シドニーにあるジャパレスのグループ会社でキッチンハンドとして働いていたけど、日本でシェフの経験がある人は『やる気!』を買われ、ビジネスビザを出してもらうことが出来ました。
日本人同士の助け合いの精神があるので、もし『やる気!』があるなら、誠意を見せれば、ビジネスビザ、そして移住に繋げることも可能です。
チャンスはいつ何処にあるか分からないので、アンテナ張って、アピール、主張することも大事です。
まとめ
どうでしょうか?
最近では、ワーホリから永住権は難しいとは思いますが、基本的にやること『仕事経験』や『ネットワーキング』は変わらずに大切です。
ワーキングホリデーを『ホリデー』として楽しむのもいいけど、移住するなら『ワーキング』の部分を最大限利用するのが大切です。
色々と書きましたが、今回はこの辺で最後にします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。