こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
職業リストで会計士を選んで永住権を取りました。
大変でしたが、人生が変わりました。
この記事では、オーストラリア永住権につながる優先移民の職業リストについて解説していきます。
将来オーストラリアに移住したい、現地就職したい、という方の参考になれば幸いです。
補足(2023年3月現在)
先日、移民局の政策として優先移民の職業リストをなくして、ヘルスケア、教育、エンジニア、資源分野の職業を優先にする変更がありました。
ここではオーストラリア政府の関連リンクと新しい職業リストのリンクを参考までに貼っておきます。
また目次2の「オーストラリア永住権につなげるステップ」は使えるので、そちらの記事を参考までに読んでいただけたら幸いです。
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目次
優先移民の職業リストを選んでオーストラリア永住権につなげよう
25の新しい職業が加わり、合計で44の優先移民の職業リストになりました。
具体的には下記の職業です。
お馴染みの職業がほとんどですね。
例えば、会計士、エンジニア、看護師、IT、シェフなど
その他にも、オーストラリア永住権につながる職業は多くありますが、これらは優先して移民につながる職業なのです。
やはり他の国でも働ける、グローバルに活躍できる職業(専門スキル)、
USCPA(会計)、プログラマー(IT)、エンジニア(工学)などなど、、それらがオーストラリアでも需要のある職業なのです。
やはり狙い目としてはこれらの職業でしょうか。
上記以外でも永住権につながる職業は沢山あるので、もし気になる方は下記のブログ記事から確認することもできます。
とはいえ、そもそも、なぜ優先移民の職業リストがあるのでしょうか?
なぜなら、コロナの影響でスキルある移民の方々が入国できないので、それまで移民に頼っていた企業はスキルある人材の不足に悩んでいるからなのです。
企業としても、優先移民の職業をキッカケにしてスキルある人材を雇いたいのです。
上記の職業で、企業が就労ビザのスポンサーとなってくれて、2年間の仕事経験があれば、移民局は『早めにビザを出しますよー』と言っているのです。
優先的にビザを出してもらう流れですね。
この記事が発表された、2021年8月ぐらいは、国内にいる学生や社会人が有利でした(国境が閉まっていたので、)
これらの職業は、需要があるので、今から専門性や経験を積んでいき、オーストラリア移住を狙っていくのもいいですね。
また主要都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン)ではなく、地方都市でこれらの優先移民の職業で職務経験や就労ビザのスポンサー企業が決まっていれば、永住権を取得するのにさらに有利になるようです。
現在、地方都市で頑張っている学生さんにはチャンスがありますね。。\(^_^)/
就労ビザの給料を上げて人材を集める
少し余談ですが、、将来オーストラリア永住権につなげるなら、企業から就労ビザのスポンサーになってもらうのも一つの手段です。
ただ、就労ビザの最低賃金が2013年以降変わっていないので、賃上げしてもっとスキルのある人材を移民として受け入れることも必要だとも言われています。
就労ビザの最低年収が低いのでちょっとビックリするかもですが、
もしかしたら最初はこのぐらいの給料を貰うかも知れません。。。
例えば、就労ビザの最低年収は
現在の最低年収➡$53,900(495万)
$1ドル=92円(2022年6月現在)
今のところ考えられている賃上げは、年収$80,000(736万)ということです。
やっぱり海外からスキルある人材として来るなら、年収8万ドルは欲しいところですね。
ちなみにオーストラリアで働いている正社員(フルタイム)の平均年収は9万ドルぐらいです。
だから年収8万ドルはそこまで高くはないのですが。。。
たとえ年収が低くても、就労ビザのスポンサーになってもらうのが大切なので、しばらくは頑張って働いたほうが懸命ではありますが。
就労ビザで2年ぐらい働いて(優先移民の職業で)、そこから申請して、晴れて永住権を取得した後に、転職をしていけば、年収は上がっていくので大丈夫ではあります。
YouTubeでも熱く話しているのでよろしければご視聴よろしくお願いします。
オーストラリア永住権につなげるステップ
ここからはどんな感じでオーストラリア永住権につなげたらいいのか解説していきます。
ステップ 1 職業リストから職業を選ぶ
自分の過去の経験を活かせる、もしくは興味のある職業を職業リスト(約200以上の職業)から選びます。
例えば、日本で経理部で働いた経験があるなら、会計士を目指してみる。
建築業界で働いた経験があるなら、土木技師(Civil Engineering)とか目指してみるのもいいですね。
あと専門分野(Specifications)が分かれている職業を目指すのもいいです。
例えば、Mechanical Engineers (機械工学士)のカテゴリーから
エアコン系のエンジニア(Airconditioning Engineer)
ヒーターと換気系のエンジニア(Heating and Ventilation Engineer)など
専門性をより高めていくのも現地就職につなげやすいです。
詳しくは職業リストから入ってANZSCO Codeのリンクを調べてみて下さい。
下のスクショを参考にしてみて下さい⇩
あとMLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)のカテゴリーの職業でないと永住権につながらないので、MLTSSLかどうかも調べるのが大切です。
ステップ 2 将来のキャリアと学歴や資格を調べる
自分の選んだ職業で、どんな学歴や資格が必要か調べたり、将来のキャリアはどんな感じになるか調べます。
大学か大学院?もしくはTAFE(専門学校)でいいのか?学費や期間はいくらか?将来の需要は?将来の給料はどのくらい貰えるか?などです。
例えば、僕は会計士という専門職になるため、日本の大卒資格があったので、シドニーにある大学院で会計学を専攻しました。
トータルの学費は$61,228(約563万円、$1=92円)で2年間(大学だと3年制だから期間も長く、費用も高くなる)。
キャリアは一般企業にある経理部や財務部で働いたり、監査法人などで働いたりします。
会計士の給料は経験数、企業、業界によって違いますが、大体平均年収7万ドル~12万ドル(640万~1100万)といった感じです。
Seek(オーストラリア求人サイト)にあるCareer Adviceなどを利用して調べることができます。
ステップ 3 日本で仕事経験と英語を勉強
日本で仕事経験を積んでいき、英語もコツコツと勉強する。
日本での経験がオーストラリアに来た時に活かせるので、自分の選んだ職業の経験があると有利です。
さらに付け加えると、グローバル企業での経験はオーストラリアのリクルーターからも注目されるので、できたらグローバル企業の経験が欲しいところです。
例えば、オーストラリアで会計士として頑張っていくなら、日本にあるBig 4(大手監査法人)、他のグローバル企業の財務部で働いた経験などは、注目されるので現地就職には有利になります。
ステップ 4 ワーホリで現地就職してみる
30歳前ならワーホリで現地就職を目指してみるのもいいです。
これはステップ 3 からもつながるのですが、英語力、現地で働く自信、仕事経験があればワーホリビザでも現地就職を目指せるのです。
僕が勤めている現地企業にも、ワーホリビザで契約社員として財務部で働いていた同僚もいたので、挑戦することも大切です。
契約社員(6ヶ月)でも現地企業の経験があれば経験として見られるので、次へのステップが有利になります。
こんな感じでコツコツと経験を積んでいくのもオーストラリアでは大切です。
ステップ 5 留学して学校に行く
留学して学校に通う。そして選んだ職業の専門性を学校で学んでバイトやインターンで経験を積んでいく。
30歳を超えて、ワーホリビザが使えなくても大丈夫です。留学すればいいのです。
例えば、僕は会計の初心者でシドニーにある大学院で会計学を学び、その間に現地の中小企業で受付のバイトをしていました。
受付の仕事を通して、オーストラリアの働き方や同僚とも仲良くなって、卒業と同時に経理部に異動することができました。
これも同僚から応援してもらったのもあるし、学生時(2年間)にバイトをして良い関係を築くことが出来たのが良かったです。
留学でしっかり勉強するのも大事だけど(好成績は奨学金や大企業インターンに有利)、
できたら戦略的にバイトもやって就職につなげるのも大切です。
ステップ 6 卒業ビザで就職して経験を積む
卒業後に卒業ビザで働いて経験を積んでいき、移住につなげるプランです。
正直、ここは難しいステップかと思います。
なぜなら留学生は永住権がないので、なかなか採用されないのです。
『企業によっては就労ビザのスポンサーはやりません』というのもあり、
ますます留学生にとっては大変になって来ています。
だけど、企業によっては就労ビザを出してくれるので、聞いてみるのが大切です。
元同僚も上司に聞いて、就労ビザを出してくれないのが分かったので、転職していきました。。切り替わりが大切なのです。
今、彼は別の企業から就労ビザのスポンサーになってもらい順調に進んでいます。
ここで少し卒業ビザについて触れておくと、
TAFE(専門学校)、大学、大学院を卒業後に、卒業ビザ(Temporary Graduate visa)18ヶ月~3年を申請することができるのです(学歴によって変わる)。
また地方都市で勉強した方はボーナスで1~2年の延長ができることもあり、長く滞在して就職できる機会を増やせたり、永住権にも大都市に比べたらハードルが下がる(?)と言われてます。
詳しくは、上記のリンクを見て欲しいのですが、地方都市の欠点としては求人数が少ないので、現地就職につなげるには、やはり前もった仕事経験や専門性(英語力も)があったほうが、絶対に有利になります。
ここで何とか2~3年ぐらいの仕事経験を積んで、スキルある人材になり移住につなげていくのがいいですね。
音声配信でも話しているので、良ければ通勤中や通学中に聴いてみてください。
YouTubeでも熱く語っているので、宜しければご視聴お願いします。
まとめ
オーストラリア永住権を狙うなら、優先移民の職業である、会計士、エンジニア、看護師、IT、シェフのどれかを選ぶのがいいですね。
これ以外にも永住権につながる職業はありますが、優先移民の職業ではないので取得するのに時間がかかるかも知れません(もちろん経験によりますが)。
基本的には職業リストから職業を選んでおいて、その仕事経験を日本で積んでおき(英語も)、オーストラリアに来た時には、企業から就労ビザのスポンサーになってもらうのがいい手段です。
今回は色々と書きましたが、今日はこの辺で失礼いたします。
ではオーストラリアで会いましょう。。\(^_^)/