こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
シドニーで永住権を取得しました。
シドニーのような大都市で永住権を取りましたが、年々難しくなっているので、仕事経験がない方は、地方都市から狙ったほうがいいです。
この記事では、オーストラリアで永住権を取得するなら、地方都市がいいのか?それとも大都市がいいのか?について解説していきます。
将来オーストラリア留学から現地就職そして移住につなげたい方の参考になれば幸いです。
またYouTubeでも解説しているので、ご視聴頂けたら幸いです。
目次
オーストラリアで永住権を取るなら、地方都市か?大都市か?どちらがいいのかな?
結論として、僕なら地方都市を選びます。
例えば、パース(WA州)や、アデレード(SA州)のような都市です。
理由としては下記です。
政府が地方都市を優先している
卒業ビザで3~4年間は働ける
永住権のハードルが低い
ただ移民ルールは変わりやすいので、2022年9月現在の考えです。
州スポンサーのビザが熱い
政府が地方都市を優先していて、狙い目で熱いのです。
先日、こんなツイートをしました。
スキルある方はチャンスが広がるオーストラリア
州スポンサービザの緩和で
現地就職から移住もしやすく
職業も増えて選択肢が広がる
全ビザ数も増えて約5万件にこれもスキル人材不足を軽減する狙い。雇用主スポンサーが定番ですが、州政府スポンサーで地方移住を狙うのもチャンスですね。
— たつや🇦🇺海外就職 (@tatsuya_maeda) September 1, 2022
そうなんです。オーストラリア政府から発表があり (2022年9月)
州政府スポンサーのビザが緩和して、移住がしやすくなりました。
というのも、オーストラリアは深刻な人手不足の状況なので、海外からの人材、とくにスキルある人材が欲しいからです。
この波に乗らない手はないですよ。。\(^_^)/
そして、具体的には、s491ビザとs190ビザを使います。
Skilled Work Regional (Provisional) Visa(地方技術永住就労 s491)
⇒15ポイント追加で有利、5年間の就労ビザ
Skilled Nominated visa(州ノミネーション技術移住ビザ s190)
⇒5ポイントの追加。s491で3年以上就労してポイントを貯めて、そこからs190(永住権)の申請、移住するチャンスが広がる
あと、地方都市の大学や大学院を卒業して、その後に申請できる、卒業ビザが延長されて、3~4年の期間なので、その間に現地就職して、仕事経験を積んでいき、そこから移住を目指すこともできます。
ここから、WA州とSA州について解説していきます。
関連記事:地方都市からの現地就職から移住
西オーストラリア(WA州)の移住が熱い
パース (WA州)の移住が熱いです。
ポイントは↓
ビザ数も増加
職業リストも約100人も増加
管理職の追加の英語力もなくなり
職務経験も少なくても大丈夫
繰り返しですが、州スポンサービザが緩和されました。
そして、下記の職業リストで自分の気になる職業をチェックしてみるのがいいです。
さらに職業リストは3つに分かれてます。
2022年9月現在、Accountant (General)は職業リストに載っています。
例えば、Graduate streamでs491を考えた場合。最低条件は以下のようになります。
職業:Accountant
英語力:IELTS 6.0以上
学位:WAの大学(院) 以上
学位期間:WAで2年以上
年齢:45歳以下
職務経験:なし
多くの留学生が永住権を狙っていると考えると、、これ以上の条件が必要かと(ライバルに勝つため)、
日本での関連した仕事経験、WAの現地の関連した仕事経験、IELTS6以上の英語力、色々とレベルを上げて、s491を狙っていくのがいいです。
Accountantだけでなく、他にも沢山の職業があり、331職業(Graduate Stream)、89職業(WASMOL1) 188職業(WASMOL2)となっているので、就きたい職業は見つかるでしょう。
南オーストラリア(SA州)の移住が熱い
アデレード (SA州)の移住が熱いです。
ポイントは↓
ビザ数も増加
職業リストは500以上
海外から申請可能
さらに、人手不足や将来の発展を目指して、SA州が優先しているスキルも具体的です。
Health
ICT
Education
Engineering
Agribusiness
Trades
やはり、看護系、テック系、先生、エンジニア系などは、需要がありますね。
詳しくは、職業リスト(SA州)を参考にして、優先している職業 (例えば、ICT Business Analyst)で移住を目指すのもいいですね。
例えば、ICT Business Analyst ならこんな感じです。
s190 (Graduate) ⇒ アデレードで6ヶ月の仕事経験 (関連した職業も可) もしくはSouth Australiaの地方エリアで6ヶ月の仕事経験。就労期間も最低週30時間です。
s491 (Graduate)⇒ アデレードで3ヶ月の仕事経験 (関連した職業も可) もしくはSouth Australiaの地方エリアで3ヶ月の仕事経験。就労期間も最低週20時間です。
仕事経験の期間が短くていいので、申請できるチャンスは高いですね。
さらに、日本で資格や仕事経験がすでにあるなら、周りの新卒生に差をつけることができるので、現地就職は上手くいきそうです。
詳しくは移民局のサイトにも書いてあります。
関連サイト:South Australia Graduate
オーストラリアの大都市で永住権を取るのは難しい
なぜなら技術独立ビザ(s189)で95~100ポイントぐらいが必要だし、他のビザでも多くの留学生で枠が狭まっているからです。
シドニー、メルボルン、ブリスベンのような大都市は、職業にもよりますが、自力で永住権を取るのは難しいので、企業から就労ビザのスポンサーを狙うのが一般的です。
卒業ビザで2~3年間を働く前に、スポンサー可能かどうか、企業に聞いてみるのも大切です。
そこで、自分に十分な仕事経験や専門性があって、企業側も過去に就労ビザのスポンサーになったことがあって、そして合致するポジションが空いているようなら、タイミングが合って、スポンサー条件で採用につながるかも知れません。
Seek、Indeed、LinkedInで自分の経験や専門性が合いそうな、ポジションに片っ端から、応募したり、HRに直接聞いてみるのもいいです。
そのやる気や行動力はきっと現地就職につながっていくでしょう。。\(^_^)/
求人数は大都市のほうが断然多い
求人数だけを比べてみるとシドニーのほうが断然多いのは確かです。
例えば、Software engineerだと、2686の求人数(シドニー)
だけど、アデレードだと359の求人数。
求人数だけを見ると、ワンチャンありかもですね。シドニーで就労ビザのスポンサーを狙うことも可能です。
ただ、大都市は留学生も多いので、やるなら戦略的にバイトやインターンで仕事経験を積んでいき、その経験を武器に仕事探しをするのがいいです。あと日本での仕事経験があれば更にいいのですが、、、
だから、僕の結論として、仕事経験がないなら永住権のハードルが低い、地方都市でs190かs491を狙うのがいいです。
まとめ
オーストラリアで永住権を取るなら、地方都市か?大都市か?
もし仕事経験があるなら大都市、例えば、シドニーなどで挑戦して企業から就労ビザのスポンサーを狙うのも可能です。
ただ仕事経験がない人は、州スポンサービザが緩和して、熱いことも考慮に入れて、地方都市で挑戦するのがいいです。
今回は色々と書きましたが、この辺で失礼いたします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。