こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
海外で働いて、15年になります。
先日こんなツイートをしました。
やっぱり日本で仕事経験がある方は豪🇦🇺でも就職に有利。昨日のspace で思ったのは、日本の仕事経験を上手く転換させて豪のポジションに適応させるが大切と感じた。もし日本で経験やスキルがあるなら、上手くこちらのスキルに合わせる事が出来れば現地就職のチャンスは広がる。日本で経験ある方は有利。
— たつや🇦🇺海外就職 (@tatsuya_maeda) March 5, 2022
今まで日本の仕事経験やスキルをどうやって転換させて、海外就職につなげていくか、その部分が疑問でした。
先日、ツイッターで知り合った海外就職されている日本人のYoshiさん、Yoshikoさんとお話する機会があり、その疑問がすーっと解決しました。
今回は、その体験をもとに、海外で就職するのに大切なことについて、具体的に履歴書や面接などを例にして、解説していきます。
この記事が、将来的に海外就職を目指している人の参考になれば幸いです。
それではさっそく始めましょう!
海外で就職するには日本の仕事経験やスキルを転換させるのが大切
海外で就職するには日本の仕事経験やスキルを転換させるのが大切です。
海外では即戦力が求められるので、日本で得た仕事経験やスキルを使うのが就職には手っ取り早いからです。
そして、どのようにして、現地で求められている、経験やスキルに変えていくか。
そこを考えるのが大切なのです。
そこから、Resume (履歴書) に落とし込む感じです。
分かりづらいと思うので、簡単な例で解説すると。
僕は日本にいた時、飲食店で3年ほど働いた経験があるのですが、
皿洗いだったり、パスタを作ったり、オムレツを作ったり、そんな仕事経験があります。
この経験をもとに、オーストラリアのレストランの仕事 (キッチンハンド) を探すなら、
履歴書 (Resume)には、こんな感じで書いていきます。
July 2000 – June 2003
OOO Restaurant, Cook
3 years of experience working as a cook in a local restaurant
Prepared pasta, omelets, and performed general restaurant duties
このように自分の経験を英語に転換して、落とし込むのが大切なのです。
この際、注意したいのは。
関係ある仕事経験やスキルだけを載せるということです。
あとは、志望動機や情熱、有利になりそうな経験などをカバーレターに添えれば、大体の骨組みは出来上がるのです。
詳しい履歴書の書き方は、下記のブログ記事を参考にして頂けたら幸いです。
オフィス系の仕事の場合
これはオフィス系でも、基本的には一緒ですね。
箇条書きにして、解説していきます。
1. 最初に求人募集の職務内容(JD: Job description)をじっくりと読み込みます
2. 英語が難しい場合は、DeepL翻訳ツールを使う
3. ここで自分の仕事経験とスキルに共通点を見つけたら、履歴書 (Resume)に落とし込む作業に入ります
例えば、日本で下記のような経理業務の経験がある場合。
● 仕訳伝票起票
● 売掛・買掛金集計業務
● 月次決算処理、年次決算処理(補助)
● 売上計画取りまとめ、実績集計・予実差異分析業務
● 営業部門との折衝および予測データ作成
これらの業務を英語で落とし込んでいく訳です(日本語だと難しそうですね、、)。
ここでDeepLを使って英語にしてみて、不自然でなければ、履歴書に使っても良いのですが、、、
例えば、DeepLを使うと、こんな感じになります。
悪くはないのですが、、不自然な個所が結構あります。。↓
Journal voucher
Accounts receivable/payable totaling operations
Processing of monthly and annual financial statements (assistance)
Compilation of sales plans, tabulation of actual results, and analysis of forecast/actual variances
Negotiate with sales department and prepare forecast data
大切なのは、求人募集のJD (職務内容)と同じような表現を使うことです。
例えば、一般的なオーストラリアの経理業務に応募するなら、下記のような表現に転換したほうがいいです。
Seekとかにある、経理の職務内容 (JD: Job description) を参考にしながら書くと、こうなります。
Performed journal entries
Performed accounts payable and accounts receivable
Prepared a monthly P&L
Assisted to prepare annual financial statements
Prepared forecast and actual variance analysis reports
Liaised with sales department to prepare forecasts reports
と、、こんな感じです(Seekを参考にすればいけるかと思います)。
あと、ここだけの話(内緒ですが、、)、
JD(職務内容)に書かれている業務で、少しでもやった経験があるのなら、そのままコピペして、ちょっと文章を並び替えて、自分の言葉で表現するのが、面接につなげるベストな方法です。
ということで、海外就職するには、日本の経験やスキルを転換させて、多少は盛ってもOKなので、、
オーストラリアの求人募集に合わせて応募していくのがいいですね。。\(^_^)/
Spaceの収録内容があるので、お時間がある時に聞いてみるのも参考になるかと思います。
Yoshiさん (購買部)
Yoshikoさん(ITエンジニア)
たつや (会計士)
三人でオーストラリア海外就職について語っております。
準備が整いましたー!
「オーストラリアで働く」をテーマに
ITエンジニア@divayoshikoさん、会計士@tatsuya_maedaさん、僕で今週金曜日の日本時間20:00よりSpaceを開催します!
オーストラリアでの働き方や海外就職の必要スキルなどにも触れる予定です!是非ご参加ください👋https://t.co/Qa23PZqqHk— YOSHI🇦🇺海外転職した人 (@MelbYosh) March 1, 2022
面接でも日本の経験やスキルを転換させるのが大切
即戦力が重視なので、それらをアピールして採用に繋げたほうが早いからです。
例えば、履歴書の選考が上手くいって、面接がある場合。
こんな感じで準備をした方がいいです。
1.履歴書に落とし込んだ、自分の経験やスキルを箇条書きにする
2.面接でよく聞かれる質問に対して、回答を用意する
例えば、よく聞かれる質問で
“Tell me about yourself”
とかは、最も聞かれる質問ですね。
ここでは、自分のプライベートの話ではなく。。(好きな食べ物とかではなく)
今までの仕事経験やスキル(関連したもの)について話していきます。
ここでは、履歴書から落とし込んだ箇条書きを説明する感じで、、
関連した仕事経験やスキルですね。
“How do you deal with pressure or stressful situations?”
これもよく聞かれる質問です。
オーストラリアでは、STAR (Situation, Task, Action, Result) の手法を使って、説明していくのが好まれます。
STARについては下のブログ記事でも書いてあるので、参考までに覗いてみてください。
面接では自分を売り込むようにやる
もし面接の過程で、さらにアピールするタイミングがあれば、
履歴書には詳しく書いていない、日本で得たさらなる経験を、説明してアピールするのもいいですね。
ただこの辺は、正直難しいかもですが、、、
余計なことを言って、逆に質問攻めにあう可能性もあるからです。。(汗)
ただ、日本で得たゼネラリストな経験はオーストラリアでは珍しいので、
その辺の強み(あれも出来るし、これも出来る経験)をアピールできたら、周りに差をつける事ができるし、そこから採用につなげるチャンスもありますね。。\(^_^)/
まとめ
海外で就職するには、経験やスキルが大切です。
だから、日本で得た経験やスキルを転換して、関連ある経験に履歴書に落とし込むのが大切なのです。
日本で培った経験やスキルは無駄にはならないので、頑張っていきましょう!
上手く、海外就職につながることを願っております。
それでは、シドニーでお会いしましょう。。\(^_^)/