こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
オーストラリアに移住して、早くも19年になります。
オーストラリアも含め海外に移住したい人は、失敗とかしたくないですよね。
ただ移住している人の中には「やっぱり日本のほうがいいな~」と思い、帰国する人も結構います。
だから前もって移住に失敗しそうなことは知っておいた方が良いのは確かです。
今回は、海外移住したい人の『失敗する原因』と『前もって出来ること』について解説していきます。
この記事が海外移住を目指す人の参考になれば幸いです。
目次
オーストラリアで学んだ海外移住を失敗する原因
オーストラリアに移住して18年、こんなタイプの人が海外移住に失敗しやすいです。
海外経験なしで移住を目指す人
英語力や努力が足りない人
違った考えを受け入れないでリスペクトできない人
食べ物にうるさく現地食材では生きていけない人
現地で人間関係を作らない人
ここから深く解説していきます。
海外経験なしで移住を目指す人
海外にしばらく暮らして気づくのは、日本の『便利な生活』とのギャップ。
◦交通機関はすぐ遅れるし来ない
◦日本のようにインフラ整っていない
◦コンビニもショボい
◦人種差別もある(される側)
◦街の中には汚い部分もある
◦ドラッグもたくさんある
◦酔っ払いは質が悪い
などなど、こういった現実を知るのです。
僕もシドニーに来た時、オペラハウス周辺はすごく綺麗なのに、キンクロ(Kings Cross)ではドラッグ、娼婦、質の悪い酔っ払いなど、たくさん見ました。
日本から海外を見るとキラキラした良い部分が見えがちだけど、実際は良くない部分も結構あります(すみません、、でも事実かと思います)。
だから海外経験なしで、いきなり移住を目指すと『理想と現実』のギャップに驚いて
「あーこうじゃなかった」と失敗しやすいことがあります。
英語力や努力が足りない人
海外にきて英語力が足りないせいか、日本人の友達とだけ付き合ったり、
どうせネイティブには勝てないからスキル習得を諦めてしまったりと、挑戦しない人は失敗する可能性があります。
たしかに日本人が現地企業で働くには、英語やスキルの習得が必要ですが、だからと言って、ネイティブの得意分野で真向勝負する必要もないのです。
ネイティブがやらないような職業、専門スキルで戦っていける職業、例えば会計士などは日本人でも十分に戦っていけます(僕もそうですが)。。。
だから、やる前から努力しないで諦めてしまう人は失敗しやすいのです。
違った考えを受け入れないでリスペクトできない人
オーストラリアで大切なことって「違った考えをリスペクトする」ことです。
リスペクトがないと移民が多い国では成り立たない。争いがすぐに起こります。
日本だと、みんな一緒が心地よく、他人と違うことを嫌うけど(もしくは変だと思われる)、この考え方はオーストラリアでは使えない。
僕の職場でも同僚と上司が話して意見が違っても、衝突せずに個人の意見を述べつつも、相手の違った意見をリスペクトする姿勢が大切なのです。
だから違った考えを受け入れないでリスペクトできない人は失敗しやすいのです。
食べ物にうるさく現地食材では生きていけない人
日本食だけでなく現地食材を使って生きていくのが大切です。
オーストラリアでも日本食は手に入るけど高いので、そればっかりだと食費がかかります(日本より2~3倍の値段)。
それに、日本の全ての調味料や食材は手に入らないので、結局は現地のスーパーで売られている食材を使うしかないのです。
スーパーで売っている野菜や鮮魚の種類の少なさに驚くかもしれません。
だけど、与えられた現地食材を工夫して使っていかないと
「やっぱり食事は日本だなー」と思い始め、ストレスが溜まっていく可能性があります。
だから、あまりにも食べ物にうるさく、現地食材では生きていけない人は失敗しやすいのです。
現地で人間関係を作らない人
海外に長く暮らすなら、現地で人間関係を作るのが大切です。
日本人の友達もいいですが、できたら現地の友達を作るのが大切です。
僕は友達が少ないほうだけど、それでも現地の友達がいます。親しくなって家族ぐるみで付き合うようになれば、色々と教えてくれるし、困った時にも助けてもらいやすいです。
それに現地の友達とのネットワークから、新しい出会いに繋がることもあります、例えば仕事のチャンスやパートナーとの出会いなどです。
だから現地で人間関係を作らないと、ネットワークも狭くなり、仕事や出会いのチャンスを逃すので失敗に繋がりやすいのです。
海外移住を失敗しないために前もって出来ること
ワーホリや留学で海外移住をプチ体験してみる
日本にいる時から英会話喫茶とかで外国人と交流する
他の国の料理に挑戦してみる
日本の武道や移住先で人気のスポーツをやる
先輩の移住者に前もって相談してみる
ここから深く解説していきます。
ワーホリや留学で海外移住をプチ体験してみる
海外移住を目指すなら前もって海外に1年ぐらい暮らして、その国が自分にあっているか確かめた方がいいです。
僕が初めて海外に出たのは、新卒で入った会社を1年で辞めてバックパッカーで東南アジアを3ヶ月ほど旅行した時です。
あの時は、『海外=怖い』のイメージがあって最初はビクビクしていました。。(笑)
日本帰国後、今度はカナダにワーホリで行き、
その時初めて「海外で働く」、「シェアハウスに暮らす」という経験をしました。
オーストラリアに来る前に、海外に滞在した経験があったからこそ、海外の不便なこと、嫌なことが前もって分かっていて、シドニーでも納得して暮らすことができました。
もし初めての海外がオーストラリアで、いきなり移住を志していたら、
『日本のように便利じゃない』、『サービスだって不親切』、そんな環境に我慢できずに、
ワーホリ終了後に『やっぱり日本の方がいいやー』と思い、帰国していたかもしれない(僕の友達は帰国しました、、、)。
だから海外移住を決意する前に、ワーホリや留学でプチ移住的なものをやった方がいいのです。
日本にいる時から英会話喫茶とかで外国人と交流する
普段から外国人と交流して「外国人の違った考え」を知っておくのがいいです。
ネイティブと交流することによって英語力も伸びますが、彼らの考えを知ることができて勉強になります。
僕が良く通っていたのは高田馬場にある英会話喫茶ミッキーハウスです。ここで多くのネイティブと話して、海外に行く前の準備にするのもいいかと思います。
実際に行くと
「何で日本人はそんなに残業するのか?」
「何で年齢を気にするのか?」
「なぜ相手の年齢を聞くのか?」
「何で電車でそんなに寝れるのか?」
など来て間もない外国人の質問攻めにあったりします。
英会話喫茶でなくてもいいですが、とにかく外国人と交流できる場所に行って、彼らの話や考えに触れることが大切です。
参考リンク:英会話喫茶ミッキーハウス
他の国の料理に挑戦してみる
ぶっちゃけ日本食以外の料理が食べれないと海外に暮らすのは厳しいです。
食費の予算にもよるけど、予算がないなら現地のスーパーにあるもので調理するのが安いです。もしくはファーストフード店。
僕の留学中は食費にかける予算があまりなくSubway(サンドイッチの)に行ってサンドイッチばかり食べたり、アジア系のテイクアウェイも良く利用していました。
日本にいる時から、自炊したり、他の国の料理に慣れておくことが良いかと思います。
日本の武道や移住先で人気のスポーツをやる
日本の柔道や空手はオーストラリアでも人気で、日本人で武道をやっていれば『リスペクト』されます。
武道をやっていなくても、オーストラリアで人気のスポーツ、
例えば、ラグビー、クリケット、テニス、バスケットボール、サッカー、自転車、サーフィンなどをやっていれば、もしくは始めれば、友達も増えて生活も楽しくなります。
僕はシドニーでサーフィンを始めて、現地の友達を作ることも出来て、生活も充実していきました。
だから何でもいいので、武道やスポーツをやると人間関係も広がるのでおすすめです。
先日こんなツイートもしました。
何でもいいので、友達誘って出かけましょう!!
シドニーのいい所って、こういう自然の中にあるビーチや公園だと思う。リラックスできるのがいい😀 pic.twitter.com/qMklNpcUZn
— Tatsuya@シドニーの会計士 (@tatsuya_maeda) July 25, 2020
先輩移住者に前もって相談してみる
海外に行く前に先輩移住者(僕でも良いですが)に不安なことを前もって聞いてみるのもいいですね。
そこでリアルに良い点や悪い点、例えば学校や仕事について聞いたりするのも良いです。
あとは永住権を目指しているなら、ビザについて移民アドバイザーに相談することも大切です。特に今はコロナの影響でビザの条件が突然変更されるかもしれません。
今ではツイッターやブログ経由で不安に思ったことを質問できるので、これを使わない手はないです。
まとめ
海外移住の『失敗する原因』と『前もって出来る事』について解説しました。
今はまだ、コロナの影響で海外移住する事は難しいですが、今出来ることをしっかりとやるのがいいです。
英語力を上げる、英会話喫茶に行ってみる、スポーツを始める、先輩移住者に相談してみるとかです。
色々と書きましたが、今回はこの辺で最後にします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。