できたら資格にかかかる費用や時間も知りたい
こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、タツヤです。
オーストラリアの就職では資格より仕事経験が大事だけど、仕事経験が少ない場合は資格の有無で周りに差をつけるのがいいです。
僕はシドニーにある大学院で会計の勉強をして、その後会計士としての資格を取り、現在はローカル企業で働いています。
そんな僕の経験も踏まえて、今回はオーストラリア就職の資格や専門性について解説していきます。
オーストラリアの就職では資格や専門性があると有利
オーストラリアの就職では資格や専門性があると有利になります。
会社の採用条件で資格や専門性を学校で勉強していないと就職が難しいからです。
僕が会計士として就職するには、大学で会計を学んで専門性を身につけてから就職活動しないと会社も全く相手にしてくれません。
さらに会計士としてCPA(公認会計士)の資格がないと、将来のキャリアアップも難しくなります。
だから基本的な就職の流れは下記のようになります。
オーストラリアの学校で専門性や資格を勉強
⇩
学んだ専門性や資格を使って就職
また資格や専門性を勉強するにあたって、今後のオーストラリアの雇用の需要も考えることが大切です。
雇用の需要がないのに、その資格や専門性を身につけても、
将来仕事がなかったら意味がないからです。
特に日本人が移民としてオーストラリアにくる場合は、
今後の需要 + 永住権が取りやすい
のを考えて職業を選ぶことが大事です。
オーストラリアで一番使われている求人サイト、Seekで今後5年(2019-2024年)の職業別の雇用の伸び率を見てみました。
- ソーシャルワーカー 29.3%
- プログラマー 23.4%
- 保育士 19.8%
- シェフ(Cook) 16.1%
- 正看護師 11.7%
Sources: Seek Career Advice, Labour Market Information Portal
これらの職業が今後も需要があり永住権にも繋がるので、オーストラリアで長期的に働きたい人にはおすすめです。
決して安くない費用とかかる時間だから、じっくりと考えたい。
資格にかかる時間と費用
ソーシャルワーカー
大学でBachelor of Social Workを取る。
Full-time 4年間、コースの費用は$104,960
プログラマー
大学でBachelor of Computer Scienceを取る。
Full-time 3年間, コースの費用$101,520
保育士
専門学校でDiploma of Early Childhood Education and Careを取る。
例えば公立の専門学校、TAFEだと
Full-time 1.5年、コースの費用$22,580
私立の専門学校の方が安いので、考慮に入れるいいです。
例えばSELC English Language Centres Cityだと
Full-time 1.5年、コースの費用$13,200
となっています。
シェフ(Cook)
専門学校でCertificate IV in Commercial Cookeryを取る。
例えば公立の専門学校、TAFEだと
Full-time 1年、コースの費用19,440
ですが、1年のコースと短いので、永住権には繋がらないです。
なので、私立の専門学校でDiploma of Hospitality Managementのコースを終えると、卒業ビザ(18ヶ月)がもらえるので、
その期間は就労活動ができるので、そこから永住権に繋げる事も出来ます。
例えばEvolution Hospitality Instituteだと
Full-time 2.3年、コースの費用$26,600
となっています。
ここで学生ビザや卒業ビザについて詳しく知りたい人は、オーストラリア就職に関する記事を前に書いたので良かったら見てください。
【在住者が考える】オーストラリアへの海外就職の方法やビザについて
正看護師
大学でBachelor of Nursingを取る。
Full-time 3年間, コースの費用$106,500
入学の英語の基準が高いので、そこが大変そうです。
IELTSでそれぞれのスコアが7以上。英語が得意でないなら、併設されたEnglish Language Centreに通ってから、テストなしで入学するしかなさそうです。
アデレードがあるSouth Australiaは地方都市に入るので、永住権を申請する上で地方ポイントが加算されるのでお得です。
また会計士の仕事も安定した求人数(3841、2020年4月現在)はあるのですが、今後の伸び率(9.7%)だけを見ると低いのでここには入れませんでした。
僕自身は会計士として永住権を取得したので、興味がある人はこの記事を読んでみて下さい。
【体験談】オーストラリアで会計士になれば永住権の可能性がある
オーストラリアで得た資格や就職した経験は役に立つ
英語圏での資格取得や仕事経験は海外で働くのに自信になるからです。
僕は英語の勉強をオーストラリアに来る前からコツコツとしていて、シドニーに来てから、さらに勉強したおかげで、IELTS 6.5(Academic) を取ることができました。
もともと英語偏差値50以下だった僕にしては、かなりの良い出来です。。。
だから、オーストラリアに来たら英語の勉強と同時に、何かしらの英語の試験を受ける事をおすすめします。ただ目標なく英語を勉強するよりは、英語の資格のために勉強をするとモチベが上がるからです。
僕も語学学校でケンブリッジ英語検定のコースを取ったことがあり、クラスメートもヨーロピアンが多く、普段の会話もハイレベルだったので、とても刺激になりました。
コース終了後には、英語検定の資格をもらう事も出来て、普通の語学学校のクラスよりは、満足度は高かったです。
オーストラリアで取れる英語関連の資格
英語資格
ケンブリッジ英語検定
IELTS
TOEIC
英語教授法の資格
TESOL
J-shine
などがあります。
IELTSやTOEICはあまりにも有名なので、ここではあえて説明はしないですが、
このような英語資格や英語教授法を取得すれば、海外で働く自信にも繋がるし、日本で英語を使った仕事にも就きやすいのでいい選択肢だと思います。
ケンブリッジ英語検定
ヨーロッパで有名で高い認知度があります。前にも書いたように、僕もケンブリッジのコースを取ったことがあり、クラスメートはほとんどがヨーロピアン。
彼らは資格を取ったら履歴書にも書くと言ってたぐらい、使える英語検定です。
TESOL
TESOLは英語教師を目指す人で、さらなるスキル向上のために学ぶものです。英語教授法の基本やティーチング理論、異文化コミュニケーション論などを総合的に身につけていきます。コース(Certificate)から学位(Degree)まであり幅広く学べます。
J-shine
J-SHINEは小学校英語指導者資格で計6週間のプログラムです。小学校での英語活動、英会話教室、学習塾、インターナショナルスクールで働けたりと人気のコースです。
その他にも永住権には恐らくは繋がらないけど、今後の雇用の伸び率が高い人気の資格系の職業は下記です。
- ビューティーセラピスト(Beauty Therapist)19.7%
- バリスタ(Barista)10.9%
Sources: Seek Career Advice, Labour Market Information Portal
などがあり、短期間のコースで勉強そして資格を取ることも出来ます。
その後はワーキングホリデーのビザを利用して、現地で働くことも出来るので、
英語 + 資格 + 仕事経験
に繋げることが出来るので、将来の自分の強みにもなるし、自信にもなります。
ビューティーセラピスト
ビューティーセラピストはサロン(salon)やスパ(spa)で働くことできて、僕なんかもショッピングセンターに行くと、そういったお店を目にします。あとはデパートなどの化粧品売り場でも仕事はあるようです。
ビューティーセラピストとして働くには、TAFEなどの専門学校で資格を取得する必要があります。
Certificate IV in Beauty Therapy (SHB40115)
Full-time 1~1.5年間、コースの費用$18,750
バリスタ
オーストラリアではカフェの需要は高く、僕はシドニーに来てから、カフェの多さに物凄く驚きました。
僕の友達もバリスタとしてカフェで働き、その後は独立してカフェを経営するようになりました。
学校に行っても良いですが、基本はカフェでHead Baristaから仕事を通して教わるのが良いとされています。
まとめ
どうでしょうか?
オーストラリアで就職するには資格や専門性を学校で学んでから、就職するケースがほとんどです。
長期的に働きたいなら、今後も仕事の需要があり永住権が取りやすい職業を選ぶことが大事です。
それとは別に、ビューティー系やバリスタ、英語資格や教授法の資格や仕事経験を活かして、日本で働くこともできるし、海外で働くチャンスにも繋がると思います。
自分が将来どこで何をしたいのかによって、取得する資格や専門性を選べばいいかと思います。
色々と書きましたが、今回はこの辺で最後にします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。