こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
シドニーの現地企業で働いて15年になります。
ワーホリ、留学、色々と経験して、大学院、最終的には現地就職につなげることが出来ました。
ここまでの道のりは大変でしたが、、100%やって良かったです。。\(^_^)/
今回は、そんな僕の経験も踏まえて、オーストラリアで現地就職するのに大切なことについて解説していきます。
この記事が、将来オーストラリアで現地就職したい人の参考になれば幸いです。
オーストラリアで現地就職するにはワーホリで挑戦するのがいい
オーストラリアで現地就職するにはワーホリで挑戦するのがいいです。
ワーホリビザを上手く利用すれば現地企業で働けるからです。
僕の職場で一緒に働いていたイギリス人の同僚もそうです。彼はワーホリビザを利用してオーストラリアに来ました。
僕の勤めていた企業に6ヶ月の契約社員として採用され、会計士として働いていました。
彼はイギリスでも仕事経験があったので即戦力があり、僕の職場で働く前はDeloitteで6ヶ月の契約社員として、ワーホリビザを使って働いていました。
現在ではシドニーにある違う企業に転職し、企業から就労ビザのスポンサーをしてもらうことが決まり永住権を取得するよう頑張っています。
上記からも分かるように、
英語力と即戦力があれば、現地企業でもワーホリを採用するので、
本気で現地就職を目指すなら、日本で高い英語力を身につけるのと、即戦力になるような仕事経験を身につけるのが大事です。
僕がワーホリビザを利用して働いていた時もそうでした。
カナダではジャパレス、ローカルのフレンチレストラン、
オーストラリアではジャパレス、お土産店、個人経営のバックパッカーズで働きました。
僕はワーホリ終了後に、学生ビザに変更してから現地にある企業、ユースホステルで仕事が見つかり受付で働いていました。
学校の卒業と同時に社内の経理部に空きが出て、そのポジションに就職が決まりました。
ワーホリで来る時は、語学力やスキルをあまり必要としない仕事から入り、慣れてきたら現地企業の仕事を見つけるのもいいです。
大切なのは、現地の仕事経験と職場のネットワークです。
僕の場合だと、
ワーホリの時にやっていたバックパッカーズでの仕事経験が、その後の転職につなげることができたし、
ユースホステルの職場でしっかりと働いて同僚との信頼を築くことができたし、
他の部署の同僚と積極的に話して信頼構築をしていき、自分をアピールしてコネを作るようにしました。
すでに同僚からの信頼があり職場でコネ(ネットワーク)があったからこそ、
会計経験なしの学生であった僕でも企業に採用されました。
だから、ワーホリからコツコツと仕事経験を積んでいき、それと同時に職場でコネを作っていき、そこから現地企業の就職に繋げることも可能なのです。
オーストラリアで現地就職するなら需要のある専門職がいい
オーストラリアで現地就職するなら需要のある専門職がいいです。
ぶっちゃけ語学力やコミュ力でネイティブに劣るので、日本人は需要のある専門性を身につけて、キャリアを築いていったほうがいいからです。
もちろん抜群の英語力とコミュ力があれば、営業などに挑戦してもいいですが、
悲しいかな就労ビザのない日本人をわざわざ採用しないです。。
それだったら、永住権に繋がりやすい専門性を身につけて現地就職に繋げたほうがいいです。
そして、もし専門性を身につけるなら需要のある業界や職業を狙ったほうが良いです。
伸びている業界なら求人数も増えるし、仕事探しも楽になるからです。
今後5年(2019~2024年)、オーストラリアで需要のある業界と雇用の予想伸び率は下記です。
Health Care&Social Assistance(ヘルスケアと社会福祉)15%
⇒病院、ケアサービス、老人ホーム、チャイルドケアの増加による
Professional Scientific&Technical(科学と技術)15%
⇒建築デザイン、エンジニア、ITの増加や教育水準の高い労働力の増加
Education&Training(教育や訓練)12%
⇒学生、留学生、大人の職業訓練の増加による
Construction(建設)9.7%
⇒インフラ、非住宅&公共工事の建設の増加による
Source: Labour Market Information Portal
これらの業界は今後も伸びていくと予想されるので、仕事を探すなら伸びている業界のなかで職業を選んだほうが将来的にもいいです。
また需要のある職業の雇用の伸び率は下記です。
Health Care&Social Assistance
正看護師 11.7%
保育士 19.8%
ソーシャルワーカー 29.3%
Professional Scientific&Technical Services
プログラマー 23.4%
エンジニア(Telecommunications Engineering)13.9%
建築デザイン 13.2%
Education&Training
学校の先生(Early Childhood Teachers) 16.0%
Construction
土木工学エンジニア(Civil Engineering)21.9%
大工(Carpenters and Joiners) 11.7%
これらの職業は需要があり職業リスト(Skilled occupation list)にもあるので、永住権にも繋げやすく、オーストラリアで長期的に働きたい人にはおすすめです。
ただ仕事経験がないと間違いなく雇ってもらえないので、日本でこれらの仕事経験を得るように頑張るのも大切です。
あとはどれだけ履歴書(カバーレターも)や面接でアピールできるか、就労ビザ(ワーホリでもOK)があるかどうかが焦点となります。
話は変わりますが、会計などの職業だと業界を選ばず仕事は常にありますが、そういった場合でも、これからは上記の需要のある業界で挑戦するのがいいです。
例えばテックやヘルスケア業界の会計や経理の仕事を探してみるのもいいです。
Sources:
Labour Market Information Portal
オーストラリアで現地就職するなら学校にいくしかないです
やはり学校で専門性を勉強してから現地就職を目指さないと難しいからです。
僕の友人のように日本でシェフとして働いて、スキルがある状態でオーストラリアに来て、ジャパレスで即採用。
その後は、レストランのオーナーにスポンサーになってもらい就労ビザを取得。
専門性(スキル)があれば意外と簡単に就労ビザは取れるのですが。。
専門性がないのであれば、TAFE(オーストラリアの専門学校)か大学(or 大学院)に行って専門性を勉強してから、
卒業ビザで現地就職を目指すのが王道です。
僕の場合だと専門性なしでオーストラリアに来たので、大学院で会計を学び専門性を勉強してから現地就職に繋げました。
ただここで気をつけたいのは、
オーストラリアの現地企業は『即戦力』を常に求めていることです。
学校を卒業して間もない卒業生は仕事経験がないから、『即戦力』にはならず、仕事探しはかなり苦戦します。
だから在学中からどうやって「即戦力」を得るか考えた方がいいです。
例えば、インターンシップやバイトなどを利用して仕事経験を積みます。
そしてカバーレターや履歴書に関連のある職歴・経験(Job description)を書いて、仕事探しに備えることが大切です。
最初はCS系(Customer Service)やアドミンのアシスタント系の仕事しか見つからないかもしれません。
ただ、そこから徐々にステップアップして自分の目指す職業(ポジション)に近づけることが大切なのです。
学校で専門性の勉強 ⇒ CS系で経験積んで ⇒ アシスタント ⇒ 本来の職業(ポジション)
専門性なしが「即戦力」になるには時間がかかるので、学校で専門性を身につけて頑張るしかないのです。
僕は以前にオーストラリアで現地就職する有利な資格や職種について書いた記事があるので興味がある方は良かったら読んでみて下さい。
まとめ
日本で仕事経験や専門性がある人はワーホリビザでオーストラリアの現地就職に挑戦するのもアリです。ただ英語力や即戦力が求められます。。
現地就職を目指すなら伸びている業界や職業も考えた方がいいです。
そして専門性なしで現地就職を目指すなら、学校にいって専門性を身につけてから現地就職を目指すのがいいです。
色々と書きましたが、今回はこの辺で最後にします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。