海外移住

ゴールドコーストから永住権につながる?【クイーンズランド州指名移住プログラム開始】

 

こんにちは、たつやです。

 

先日、クイーンズランド州指名の移住プログラムが開始になりました(2023~24年版)。

 

今回はこの移住プログラムについて解説していきます。

 

本記事の内容

今年のビザの状況はどうか?
スキル優先順位の職業とは?
要求されるスキルの基準は何か?

 

もし将来的にオーストラリア、なかでもクイーンズランド州(ゴールドコーストのある州)に移住したい方の参考になれば幸いです。

 

なおYouTubeでも熱く語っているので、ご視聴頂けたら幸いです。

 

今年のビザの状況はどうか?

移民プログラムのサイトによると、今年のビザ発給数は去年と比べて少なくなっているので、非常に競争率が高くなっていくとのことです。

 

下記が対象となっているビザです。

 

Skilled Nominated s190(州指名ビザ、ビザ数900)
Skilled Work Regional s491(田舎ビザ、ビザ数650)

 

今年はビザ数減少のこともあり、永住権を狙っている方は他のビザの選択肢も考慮に入れるべきと移民プログラムには書いてあります。

 

ただ、他のビザでも永住権は狙えるので希望はあります。。\(^_^)/

 

例えば、ヘルスケアや学校の先生など需要が高い職業だった場合、十分な職務経験やスキルがあれば、これらは優先順位の高い職業なので、技術独立ビザ(s189)でも申請する選択肢があるのです。

 

さらに嬉しいニュースとして、2023年末までには雇用主指名制度(s186)ビザの一時的滞在移行(TRT)が利用可能になり、従来よりも永住権につながる選択肢も増えるのです。

他のビザの選択肢もあるので、詳しくはこちらの代替ビザの選択肢を参照してください。

 

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スキル優先順位の職業とは?

現在オーストラリアでは下記の職業が優先されています。

 

医療または教育系の職種

医療従事者
学校教員
医療・福祉サポートワーカー
保育園マネージャー
医療科学者
カウンセラー
心理学者
ソーシャルワーカー
医療技術者

参考リンク:優先プロセスの職業

 

上記の職種に就くには、オーストラリアの資格は必要ですが(例えば、こちらの学士レベルやアドバイス・ディプロマなど)、日本で同じような職務経験やスキルがあれば、現地就職するときに有利になります。

 

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要求されるスキルの基準は何か?

例えば、下記の方々が対象です。

 

スキルあるクイーンズランド州在住の方
スキルある国外の方
クイーンズランド州の大卒の方

 

ここから解説していきます。

 

スキルあるクイーンズランド州在住の方

内務省(Department of Home Affairs)とクイーンズランド移民局(Migration Queensland)の基準をクリアする必要があります(2つの基準です)。

 

内務省(Department of Home Affairs)の基準(1つ目)

 

州指名のポイントを含むポイントテストが65点以上
指名された職業における技能評価(スキルアセスメント)がある
45歳未満
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

 

クイーンズランド移民局(Migration Queensland)の基準(2つ目)

 

Skilled Nominated s190(州指名ビザ)の場合

ポイントテストが75点以上(職業によって70点以上でもOK)
内務省の適格技能職リストに掲載されている職業 
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

実務経験
→EOI提出直前の3ヶ月間、クイーンズランド州に居住、フルタイムの雇用(週30時間以上)、指定された職業または関連した職業に就いている

継続雇用の証明
→フルタイム(週30時間以上)で12カ月以上継続して就労していることを証明する書類

クイーンズランド州での生活へのコミットメント
→ビザ発給日から2年間、クイーンズランド州に居住し就労すること

 

Skilled Work Regional s491(田舎ビザ)の場合

ポイントテストの結果が65点以上
内務省の適格技能職リストに掲載されている職業 
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

実務経験
→クイーンズランド州地域在住、フルタイムの雇用(週30時間以上)、EOI提出・評価時、指定された職業または関連した職業に就いている

継続雇用の証明
→クイーンズランド州地域にてフルタイム(週30時間以上)で6カ月以上継続して就労していることを証明する書類

クイーンズランド州での生活へのコミットメント
→ビザ発給日から3年間、クイーンズランド州地方に居住し、就労すること

参考リンク:クイーンズランド州在住の方

 

スキルある国外の方

内務省(Department of Home Affairs)とクイーンズランド移民局(Migration Queensland)の基準をクリアする必要があります(2つの基準です)。

 

内務省(Department of Home Affairs)の基準(1つ目)

 

州指名のポイントを含むポイントテストが65点以上
指名された職業における技能評価(スキルアセスメント)がある
45歳未満
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

 

クイーンズランド移民局(Migration Queensland)の基準(2つ目)

 

Skilled Nominated s190(州指名ビザ)の場合

ポイントテストが75点以上(職業によって70点以上でもOK)
クイーンズランド州職業リスト(QSOL)にs190ビザの対象となる職業 
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

実務経験*
→QSOLに規定されている留学後の実務経験年数を証明する書類を提出、招待時に指定された職業または関連した職業に就いている

クイーンズランド州での生活へのコミットメント
→ビザ発給日から2年間、クイーンズランド州に居住し就労すること

 

Skilled Work Regional s491(田舎ビザ)の場合

ポイントテストの結果が65点以上
クイーンズランド州職業リスト(QSOL)にs491ビザの対象となる職業 
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)

実務経験*
→QSOLに規定されている留学後の実務経験年数を証明する書類を提出、招待時に指定された職業または関連した職業に就いている

クイーンズランド州での生活へのコミットメント
→ビザ発給日から3年間、クイーンズランド州地方に居住し、就労すること

 

*実務経験
QSOLに載っている職業によって求められる経験数が違います。例えば、シェフだと5年など。詳しくは上記のリンクから↑

参考リンク:国外の方

 

クイーンズランド州の大卒の方

すべての卒業生に共通する資格基準

 

s190の場合 → ポイントテストの結果が75点以上(州ポイントを含む)
s491の場合 → ポイントテストの結果が65ポイント以上(州ポイントを含む)
IELTS 6.0以上の英語力(Competent)
クイーンズランド州に居住しs190ビザのLIN19/051に該当する職業
クイーンズランド州地方に居住し、s491ビザのLIN19/051の職業
100%クイーンズランド州で学業を修了
過去2年以内に卒業

 

各卒業生の追加資格基準(分野による)

例えば、学士や修士(STEMや農業以外)の卒業生

 

S190の場合 → GPA6.0以上
S491の場合 → GPA5.0以上

 

卒業後にフルタイム(週30時間以上)で指定された職業または密接に関連する職業に就いていることを証明する書類を提出する必要があります。

 

対象となる卒業生は、ANZSCOスキルレベル1の職業に就いている必要があります(スキルレベル1の職業とは、学士号以上の資格に相当するレベルのスキルを持つ職業)

 

少なくとも5年以上の関連経験があれば、正式な資格の代わりになることも。あと場合によっては、正式な資格に加え、関連する経験やOJTが必要になることもあります。

 

参考リンク:STEMや農業職種

参考リンク:QLD州大卒の方

 

特定職種に関する注意事項 (会計、監査、調理師、シェフ)

Accountant – 会計士(一般)

会計事務所または中規模以上の企業に勤務する応募者のみに招待状が送付されます。中堅企業とは、従業員20人以上の企業を指す。

 

Internal and External Auditors – 内部・外部監査人

会計士ではなく、監査役として働いていること。

 

Cooks and Chefs – 調理師およびシェフ

テイクアウトやファーストフード・ビジネスは不可

 

ということで、今回はクイーンズランド州指名移民プログラムについて解説していきました。

 

将来的にクイーンズランド州に移住したい方の参考になれば幸いです。

 

今回はこの辺で失礼いたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。