こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
新卒エンジニアにビザがでる
先日オーストラリア移民局サイトでビザを調べていたら、Skilled Recognised Graduate (subclass 476) ビザのことを知り、皆さんとシェアしたいと思い、このブログ記事を書いております。
時間のない方のために結論から話しますと、新卒エンジニア学位(卒業から2年以内)でしたら、最長18か月の就学・就労できるビザがでるチャンスがあります。
詳しくは下記で解説していきますが、新卒エンジニアでオーストラリアで働きたい方には良いニュースです。
なおYouTubeでも解説しているので、動画で観たい方はこちらをどうぞです。
目次
新卒エンジニアにビザがでる
ビザの名前は下記です。
Skilled-Recognised Graduate (subclass 476) もしくは新卒エンジニアビザ(日本語)
工学系の新卒者がオーストラリアで最長18ヶ月間居住、就労、就学することを許可するビザです。過去2年以内に指定の教育機関で学位以上の資格を取得し、31歳未満であることが必要。
と移民局のサイトには書いてあります。
卒業ビザ、ワーホリ、就労ビザとは違います
オーストラリアで就労できるビザはいくつかあるのですが、このビザはちょっと違います。
例えば、代表的な就労できるビザは下記です。
留学後に申請できる卒業ビザ(Tempoary Graduate visa subclass 485)
オーストラリアの学校(TAFE、大学、大学院)を卒業する必要がある
基本的には職業リスト(SOL)に載っている職業のみ
■新卒エンジニアビザだと
→オーストラリアの学校を卒業しなくてもOK(日本の学位でもOK)
ワーキングホリデーのビザ(Working Holiday visa subclass 417)
一雇用主の下で6か月しか働けない
学校に通える期間は4か月のみ
■新卒エンジニアビザだと
→就労は18か月で一雇用主でもOKだし、就学もできる。
就学ビザ(Temporary Skill Shortage visa subclass 482)
基本的には職業リスト(SOL)に載っている職業のみ
企業からビザスポンサーが必要、ハードル高い
■新卒エンジニアビザだと
→就労期間18か月だけどスポンサーは必要ないです
ということで、この新卒エンジニアビザ(s476)はメリットがあるわけです。
新卒エンジニアビザの条件はこちら
下記が条件です。
就労も就学もできる
◦通常18ヶ月まで
◦ビザ代はAUD465より
◦31歳以下であること
◦IELTS 6.0 (O.A 各5.0以上)
◦健康である
◦無犯罪証明がある
◦過去2年以内に指定の教育機関でエンジニアリングの学位を取得している
この指定の教育機関とは、ワシントン協定(Washington Accord)で認定されたエンジニアリング資格を提供する教育機関のことです。
例えば、日本だとJABEE(日本技術者教育認定機構)が2005年6月にワシントン協定への加盟したので、こちらJABEEの指定プログラムを参考にするのがいいです。
以上が条件でした。
さらにどんなエンジニアリングの分野が関連するか解説していきます。
どんなエンジニアリングの分野でビザがでるか
このビザ応募の際には、過去2年間に学位またはそれ以上の資格を取得して、エンジニアリング・コースを修了している必要があります。
例えば、下記の学位です。
学士号、修士号、博士号、大学院ディプロマ
そして、以下のようなエンジニアリング(工学分野)のものです。
土木工学
構造工学
化学工学
環境工学
電気・電子工学
機械・生産・プラント工学
鉱山および材料工学
ということで、以上が新卒エンジニアビザがでる工学分野でした。
新卒エンジニアビザにつながる指定教育機関
さらにJABEE認定プログラムから教育機関名別一覧を見ることができるので、こちらから自分の学位が新卒エンジニアビザにつながるか調べることもできます。
繰り返しですが、ワシントン協定(Washington Accord)で認定されたエンジニアリング資格を提供する教育機関(学校)でないと難しいので、ご了承くださいませ。
ということで、今回は新卒エンジニアで就労や就学できるビザについて解説していきました。
このビザをきっかけに海外で働く楽しさを感じていただけたら幸いです。
僕はシドニーで働いて人生が変ったので、多くの方が海外就職を経験できたら嬉しいです。
なお質問等ございましたら、お問い合わせフォームからお願いいたします。
それでは失礼いたします。。\(^_^)/