こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
先日こんなツイートをしました。
豪の現地企業では突然の解雇通知もあるので一応準備はしておいたほうがいいです。Redundancyといわれてコスト削減として結構あります。社員の能力とは関係なく、あくまでも企業業績の結果から。僕も何回か経験していて今回も。ただ変わることもあるので続行の場合もある。ということで心の準備は大切。
— たつや🇦🇺海外就職 (@tatsuya_maeda) August 14, 2023
そうなんです。オーストラリアでも突然の解雇はあります。
前職で1回、現職も1回、、と解雇通知をもらいました。
そこで今回は僕の経験も踏まえてオーストラリアで解雇にあったらどうなるか解説していきます。
この記事が将来オーストラリア就職を目指している方の参考になれば幸いです。
オーストラリアで解雇になっても大丈夫
オーストラリアで解雇になっても大丈夫です。
例えば、下記があるからです。
突然の解雇はよくある
解雇手当がもらえる
転職がしやすい
ここから解説していきます。
突然の解雇はよくある
オーストラリアの求人サイトSeekによると、「4人に1人は突然の解雇(Redundancy)の経験があり、58%以上が友達や同僚が解雇にあったのを知っている」と答えたのです。
これは僕も同意で、何人かの友達も現地企業で解雇にあったことがありました。けっこう一般的だと感じます。
解雇と聞くとあれですが、、、オーストラリアでは企業のパフォーマンスを上げるために、コスト削減をしてリストラになるのが多いです。
だから個人のパフォーマンスとは関係ないので、もし解雇通知をもらっても、あまり深く考えないほうがいいです。
僕自身も解雇通知を経験しました。
例えば、こんな感じです。
前職(A社)の解雇通知の場合
例えば、僕が以前勤めていた前職(A社)ではこんなことがありました。
A社は商業系の不動産会社で会計士として5年ほど働きました。
ある日、上司からチームに話がありました。
「今期からクライアントとの契約がダメになり、今の仕事(ポジション)がなくなる」というのです。
「これから人事部や部長から話があるけど、前もって伝えたかった」とのこと。。。
そして、その後は予定どうりに、人事の方と部長と僕(3人だけ!)でRedundancy(解雇)の話がありました。
「これはクライアントの契約がなくなったためで、僕のパフォーマンスとは関係ない」、と解雇を伝えられました(ショックでした。。。)
そして「会社としても内部でポジションを探していくので、解雇にならないこともあるから、、、」ともありました。
そして辞めるまで1か月ほど期間があると伝えられました。
そこから一応はRedundancy payment(解雇手当)の金額や支払いの話しもありました。
その後、僕は幸運にも上司の推薦により、内部で新たなポジションをゲットしたので良かったのですが、同僚のほとんどは解雇となりました(カジュアル契約の方が多かったためです)。
また、現在勤めているB社でも解雇になることを伝えられました。
現在進行中なので、今後どうなるか分からないですが、、、
現職(B社)の解雇通知の場合
B社は総合不動産・投資会社で、企業パフォーマンスが悪かったため、人件費削減のため多くの社員が解雇通知を受けました(グローバルで約740人ほど解雇)。
僕のいる投資管理部も人件費削減のため、インドにアウトソーシングして、オーストラリアにあるいくつかのポジションは解雇対象になりました。
ある日突然、部署全体の会議があり、企業のパフォーマンスが悪かったこと、人件費削減の話があったわけです(噂によると、、恐らく事実ですが、新CEOが人件費削減を薦めたようです)。
ただ今のところはアウトソーシングが計画通りに進んでおらず、今はB社で働いている感じです。
そう、いつ正式にクビになるか分からないのです、、、(ハラハラです)
ただB社でも内部のポジションに空きがでれば、そちらに積極的に異動できるようにすると伝えられたので、今後はどうなるか。
アウトソーシングの進行具合と異動のチャンスを狙っていくか、もしくは転職して新たな会社で働くか、、選択肢があります。
さらに良いニュース(?)として、アウトソーシングが上手くいったら、ボーナス(アウトソーシング・コンプリート)がもらえるので、途中で辞めるともったいないのもあります。
B社で今後どうするか、決まり次第このブログ記事でアップデートしていきます。
というわけで、オーストラリアで解雇通知をもらうことは良くあるし、Redundancy payment(解雇手当)、もしかしたらボーナスもあるので、意外と大丈夫です。
解雇手当がもらえる
解雇手当(Redundancy payment)がもらえるので少し安心です。
具体的な解雇手当は、オーストラリアのFair Workで決まっていて、こんな感じです。
継続勤務期間 | 解雇手当 |
1年以上2年未満 | 4週間 |
2年以上3年未満 | 6週間 |
3年以上4年未満 | 7週間 |
4年以上5年未満 | 8週間 |
5年以上6年未満 | 10週間 |
6年以上7年未満 | 11週間 |
7年以上8年未満 | 13週間 |
8年以上9年未満 | 14週間 |
9年以上10年未満 | 16週間 |
10年以上 | 12週間 |
参考:Fair Work
勤続1年未満やカジュアル社員(契約社員)は解雇手当はないです。
僕の元同僚は、わざと解雇手当をもらうために、解雇を待っていました。というのも企業で長く働いた場合は、解雇手当が増えるからです。
10年以上働いている場合はかなりもらえるし(約3か月分の給料)、有給休暇が貯まっているなら、現金にできるので結構いいです。
転職はしやすい
転職天国のオーストラリアでは、経験があれば仕事がすぐに見つかるので安心です。
経験が少ない方は大変にはなりますが、少なくともRedundancyによる解雇は企業の都合で退職になったので、非は完全に企業側なので、自分の経験には傷がつきません。
また僕のようなケースの場合は(現職から)、アウトソーシングの引継ぎ等の仕事が含まれるので、それらの業務経験は将来役に立つし、履歴書にも仕事経験(成果)として増やすことができます。
さらに転職する際は、企業側も僕がRedundancyにあって解雇になったことは、理解できるので(一般的だから)、転職する側も悩むことなく転職活動ができるわけです。
転職しやすいから、解雇にあっても大丈夫です。
まとめ
オーストラリアで解雇(Redundancy)にあったらどうなるかについて解説していきました。
今回の記事は僕の経験からなので人によっては違ったストーリーがあるかと思います。
ただ解雇自体は普通にあるので、将来現地就職を目指している方はそんなことも考慮して働くのがいいです。
今回はこの辺で失礼いたします。ここまで読んでいただきありがとうございました。
なお質問等はお問い合わせフォームからお願い致します。頑張って返信いたします。