必要な英語力はどうやって勉強するのがいいかな?
こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
英語は苦手ですが、シドニーの現地企業で何とか働いています。
英語の偏差値は50以下、大学は工学部と、英語とは全く無縁で生きてきました。
今回は、そんな僕の経験をもとに、オーストラリア就職するのに必要な英語力について解説していきます。
この記事が、将来オーストラリア就職を目指す人の参考になれば幸いです。
目次
オーストラリア就職に必要な英語力は仕事で変わる
ジャパレスでキッチンハンドをするのと、現地企業で会計士として働くには、全く違う英語力を求められるからです。
例えば、僕がオーストラリアでやった仕事は下記です。
- ジャパレスのキッチンハンド
- ホステルの受付業務
- ローカル企業の経理・会計業務
ここから深く解説していきます。
ジャパレスのキッチンハンドの英語力
ジャパレスのキッチンで働いていた時は、ほとんどのスタッフが日本語を話すため、英語が話せなくても問題がありませんでした。
仕事に必要な最低限の英語は「Thank you」とか「Please」ぐらい。
ウエートレス・ウエーターに料理を渡す時に少しぐらい話すだけです。
仕事が終わってからのご飯やカラオケとかに行く時も、日本人のグループだけで集まって行くので、英語を話す機会はほとんどなかったです。
また友達もシドニーにあった居酒屋でシェフとして働いていて、ほとんど英語を使うことがなかったようです。
キッチンスタッフは全員日本人、たまにオージーで日本語を勉強している、物好きな人が働いてるけど、彼らは日本語がペラペラだから問題がないのです。
という感じで、
オーストラリアで暮らしているけど、ジャパレス(とくにキッチン)で働いていれば、
英語力がなくても、日本語だけで生きていけるのです。
つまりジャパレスで働けば、英語力はあまり必要ないのです。
ホステルの受付業務の英語力
ホステルの受付業務で働いてた時は、英語力は必須でした。
とくに接客で使う英語や電話対応の英語力が必要でした。
僕が働いていたホステルは、ローカルの会社でスタッフはほぼオージー、宿泊客もヨーロッパからの旅行者やオージーなどが多く、98%以上は英語での接客だったからです。
とは言え、最初の頃は僕の英語力の無さに、同僚もちょっと啞然として、受付で使う英語のフレーズを教えて貰いました。。。(汗)
例えば、こんな感じです。
Are you a member of youth hostel association?
Do you have a reservation?
What is your last name?
Check-out time is 10 o’clock.
Please bring down your bed lines when you check out.
これらの英語のフレーズを紙に書いて教えてもらいました。。恥ずかしい、、(-_-;)
そしてカンペを使って仕事を始めました。
ただ、実際に受付業務で使う、英語のフレーズは限られているので、基本の英語フレーズを覚えてしまえば、仕事は出来てしまうのです。
あとは、常に同僚と一緒に仕事をするので、
例えば、お客さんの英語が聞き取れなかったとしたら、すぐに同僚に聞けばいいだけです。
仕事に慣れると、英語にも集中できて、時間が経つにつれて、接客や電話対応の仕事ぶりは良くなっていきました。
だからホステルの仕事で英語力は必須ですが、英語フレーズの決まった表現を覚えてしまえば、受付や電話対応は何とかなってしまいます。
後は分からなかったら、同僚に聞けばいいだけです。
ローカル企業の経理・会計業務の英語力
ローカル企業で会計士として働き始めた時は、ビジネス英語に慣れるのが大変でした。
メールや電話対応など、ビジネスで必要な英語が出てこなかった、
と言うか、そもそも知らなかった。。。(悲)
例えば、メールで資料を送る時に使う表現で、
Please find attached report as requested.
Please let me know if you have any questions.
とか基本的なメールでの表現も分からなくて、
同僚のメールとかを真似たり、ググったりして調べてメールを作っていました。。(-_-;)
電話対応でも相手の言っていることが良く分からず、もう一度相手に電話をかけ直したりして、理解するようにしていました。
会計で使う、専門用語とか分からなければ、ググったり、同僚に聞いたりもしていました。
そして、仕事に慣れてくる ⇒ 相手の言っていること、メール対応の仕方が分かる。
やはり慣れが大切かと思います。
つまり会計士として働いて英語が分からなかったら、ググったりしてメールの表現方法を調べたり、同僚に詳しく聞いたりすれば大丈夫なのです。
もう一つ例を挙げると、
僕が以前勤めていたホステルの経理部には、英語が得意ではない同僚がいました。
ハッキリ言ってコミュニケーションを取るのが難しく、仕事にも支障が出るほどでしたが、大卒で仕事経験もあるので、採用されて働いていました。
という事で、ベースとなる英語力は必要ですが、
それほど高い英語力は求められないので、英語が不得意でも自信をもって働き、簡単な表現で相手に伝えればいいだけなのです。
結局は英語はコミュニケーションのツールなので相手が分かるようにするのが大切です。
オーストラリア就職で必要な英語力は仕事から学ぶ方がいい
基本となる英語力があれば、後は仕事から英語を学ぶ方がいいです。
実際に仕事で英語を使うことによって、脳にも定着しやすいからです。
基本となる英語力は自分でコツコツと勉強しました。
英単語帳Duo
速読速聴・英単語(Z会)
NHKビジネス英会話
などを使って、ひたすら音声学習、反復練習。
日本で通勤中や仕事終わりに喫茶店などに行き、集中して勉強しました。
とくに日本にいるとリスニングとスピーキングを伸ばすのが難しいので、シャドーイングなどをひたすらしていました。
英会話スクールなどにも行き英会話の練習もしていたし、
高田馬場にあるEnglish Cafe Mickey Houseでカジュアルな感じでネイティブスピーカーと話をしながら、スピーキングやリスニング力をつけていきました。
取りあえず圧倒的にネイティブとの交流が少ないので、意識して機会を作るようにしていました。
英会話学校の学費は高いので、賛否両論がありますが、
他の生徒と一緒にモチベ維持が出来る
先生の教える英語の質は安定している
などの理由で僕には良かったです。
毎日、英語漬けの生活をほぼ1年半ぐらい続けて、オーストラリアに行く前には、すでに英語に自信があった状態でした。
とは言え、オーストラリアで仕事をして、すぐにオージー英語に撃沈しましたが。。。(笑)
オーストラリアで仕事を探す時は、英会話力が必須なので、英語の強化は会話に重点を置いた方がいいです。
そして基礎の英文法、とくに英語の時制や仮定法あたりを勉強して、それらを普段の会話で使うようにすれば脳にも定着しやすいので、会話力が伸びていきます。
バックパッカーズで英語力が伸びていった
僕の英会話力が伸びた場所はバックパッカーズで働いていた時でした。
実際に泊まってもいたので、毎日のように海外からの旅行者と英語で話をしていました。
仕事でも電話対応や受付業務などで英語を使い、
英会話力は実際に仕事で使う事によって伸びていきました。
だから、英会話力を伸ばしたいなら、受付業務に携わるのが、早いかと思います。
ケンブリッジ英語検定やIELTSで英語力が伸びていった
ライティングやリーディングの力は大学院で必死になって課題やテスト勉強をした時に伸びていきました。
「みんなが大学院に行って勉強するべき」とは言いませんが、
何かしらの試験を想定して、それに向かって勉強するのがいいです。
例えば、ケンブリッジ英語検定やIELTSなどは試験に向けて勉強していくので、英語力がグーンと上がります。
僕もケンブリッジ英語検定やIELTSの勉強をしましたが、やはり目標とするスコアがあったから、勉強も頑張れたと思います。
結果として(10年以上前ですが)
ケンブリッジ英語検定 ⇒ Grade C
IELTS ⇒ General Overall 7, Academic Overall 6.5
を得ることが出来ました。
日本では英語の偏差値が50以下でしたから、コツコツと勉強をして英語力を伸ばすことが出来ました。
会計士になって英語力が伸びていった
シドニーにあるローカル企業で会計士として働いて、大学で勉強した専門用語も仕事で使うようになり、それらの用語を使うことによって、脳に定着していきました。
ローカル企業で働くと、
ミーティングやクライアントとの交渉、同僚との会話などでも英語を使うので、特にビジネスの英語力は伸びていきます。
ローカル企業だからといって、難しいビジネス英語が必要かと言えば、決してそうではなく。
英語が母国語でない従業員も沢山いるので、基本は分かりやすい表現を使っています。
だから、ある程度の基本の英語力があれば「習うより慣れよ」で新しい環境に思い切って飛び込んでしまうのが一番なのです。
最初は分からないかも知れないけど、それは英語を吸収できるチャンスと思って頑張るのがいいです。
気づけば、自分の英語力はすごく伸びていると思いますよ。。
まとめ
オーストラリア就職で必要な英語力は仕事によるので、英語に恐れることはないです。
日本にいる時から、基本となる英語力つけて、そしてオーストラリアに来るほうが良いです。
基本があればローカル仕事をゲット、仕事から英語を学ぶことが出来るので、さらに自分の英語力が伸びるかと思います。
今回は色々と書きましたが、この辺で失礼いたします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。