こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
オーストラリアの現地企業で働いて15年になります。
先日こんなツイートをしました。
新卒で豪🇦🇺にある日系企業で働けるのかな?ビザのこともあるし、基本的には国内の学生を採用するかと思う。それでもリサーチしてLinkedinで直接応募するのも可能。あとはワーホリビザを使って応募してみる。そこから就労ビザ。ただ経験がないと難しいから最初に日本で経験を積んだほうがいいかと思う。
— たつや🇦🇺海外就職 (@tatsuya_maeda) May 18, 2022
すみません、、冒頭からきびしいことをいいまして、、ただ仕事経験があったほうが有利なのです。
今回この記事では、新卒でオーストラリアの日系企業で働くことは可能かどうか?実際にどんな手段がいいのか?について解説していきます。
将来的にオーストラリアの日系企業や現地で就職してみたい方の参考になれば幸いです。
新卒でもオーストラリアでは需要のある職業が大切
新卒でもオーストラリアでは需要のある職業で働くのが大切です。
需要のある職業とは移民局が出している、職業リストのことです。
そのリストにある職業でないと、就労ビザはほぼ発給されないですし、その就労ビザがないとオーストラリアでは働けないからです(新卒も含めて、、、)
つまり、日系企業でも働けないのです。。
オーストラリア移民局のホームページにも書いてあります。
限られた例外を除き、海外労働者のスポンサーとなる仕事は、Skilled Occupations Listに掲載されていなければなりません
詳しくは下記のブログ記事を参考にしてほしいのですが、その職業リストには200以上の職業があります。
例えば、エンジニア系、医療系、シェフなどが挙げられます。
実は僕の友達も寿司シェフとして就労ビザをゲットしました。
そして、、これらの職業リストから就労ビザを狙うには、最低2年以上の仕事経験が必要なのです (IELTS 5.0も必要)
だから、新卒で狙うより、一旦は日本で仕事経験を積んでから、オーストラリアにある日系企業で仕事探しをしたほうが有利なのです。
あとは、「限られた例外を除き」の部分で、就労ビザを狙う方法ですが、これは雇用主 (日系企業) が、「どうしてもオーストラリア国内に人材がいない」と証明しなければならないのです。
例えば、オーストラリア人、留学生、ワーホリの方でも行える仕事なら、わざわざ日本から新卒者を雇うために、就労ビザを出すのは難しいのです。
ということで、リストにある職業で経験をつけてから、オーストラリアにある日系企業を狙ったほうが確実なのです。
その際には、オンラインで直接求人広告に応募するのもいいですし、ワーホリビザ (ワーキングホリデービザ) を使って、現地で仕事探しをするのもいいですね。
そして200以上ある職業リスト(Skilled Occupations List)についてのブログ記事はこちらから。
オーストラリアにある日系企業を探す
オーストラリアにある日系企業を探す方法は大まかに分けて二つあります。
現地の求人サイトを使う
日本商工会議所のサイトを使う
ここから解説していきます。
現地の求人サイトを使う
オーストラリアにある求人サイト、Seek、Indeed、Linkedinを使って日本に関連する求人広告を探すこともできます。
例えば、”Japanese Company”とキーワードを入れて検索してみると (オーストラリア全土)
Seek 643件
Indeed 213件
LinkedIn 325件
2022年5月現在
とたくさんの求人広告が出てきます。
ただ、ここから就労ビザを出してくれるかどうか、企業に直接質問する必要があります。
あとこれはあくまでも日本に関連ある企業なので、純日本企業とは限らないです。
日本商工会議所のサイトを使う
オーストラリアにある日系企業は下記の方法でも探すことができます。
日本商工会議所のホームページから、現地にある日系企業のホームページにアクセスして、そこで求人広告があるかどうかを探してみるのです。
ただ、この方法だと時間がかかるので、日本にある転職エージェントに登録して、そこからオーストラリアにある日系企業 (現地法人)に応募するのが早いかなと思います。
参考までに転職エージェントのまとめ記事はこちらから。
あと、オーストラリアにある日系企業では多くのオージーが働いているので、英語力も大切になってきます。
僕の知り合いのオージーもシドニーにある、Sekisui House (積水ハウス) で働いていますが、同僚とコミュニケーションを取るのに、英語は絶対に必須なのです。
もしこのブログ記事を読んでいる方で、英語がある程度できるのでしたら、日系企業にこだわる必要もないかな?と思うのですが。
というのも、現地の企業のほうが就労ビザを出してくれる確率が高いからです。
次の章では就労ビザのスポンサーになってくれる。オーストラリアにある現地企業について解説していきます。
英語ができるなら日系企業にこだわる必要もない
就労ビザを出してくれる現地企業がオーストラリアにはあるからです。
例えば、オーストラリアで使われている求人サイトで「就労ビザ スポンサー」のキーワードを英語で “visa sponsorship available” を入れて検索してみると、たくさんの求人広告 (オーストラリア全土) がありました。
2022年5月現在
例えば、Seekの結果 (1119件) を詳しく見てみると仕事の種類はこんな感じです。
会計系 10件
アドミン系 38件
教育系 304件
医療系 353件
ホスピタリティ系 137件
IT系 45件
鉱業&エナジー系 36件
メカニック&サービス系 53件
その他 143件
オーストラリア国内では人手不足な状況なので、保育士、先生、看護師、医者、シェフ、エンジニア、マイニング、メカニック、ヘアドレッサーなどで
就労ビザのスポンサーになってくれる現地企業や組織があります。
日系企業にこだわるより、1.7倍〜4倍も求人広告が多い、しかも就労ビザのスポンサーになってくれる現地の企業で仕事を探すほうが良くないですか?
英語が必要なのはありますが、集中して一年ぐらい勉強すれば、現地の企業で働けるレベルにはなるかと思います。
僕の英語力は今でこそ大丈夫ですが (それでも間違えます、、)、現地で働き始めたころはダメでした。。。(ノ∀゚*)
あとは勇気を持って、現地の企業で働いてみるのもいいですよ。
きっと人生が変わります。。\(^_^)/
まとめ
オーストラリアにある日系企業で新卒でも働けるかどうか?解説していきました。
やはり経験がないと難しいので、一旦は日本で就職して経験を積んでから、日系企業に応募してみるのがいいです。
現地の企業で就労ビザのスポンサーになってくれる求人広告もあるので、日系企業にこだわらず、現地の企業の求人広告も調べるのもいいです。
現地の企業で働けば、きっと人生が変わりますよ。
それではシドニーでお会いしましょう。。\(^_^)/