こんにちは、たつやです。
今回は最近発表になった2023年版の永住権につながった職業やビザについて解説していきます。
2023年の永住権につながった職業トップ10
ビザのカテゴリー別で永住権につながった職業
州別で永住権につながったビザの種類
僕自身は会計士で永住権を取ったのですが、当時のことを考えると、もっと他の職業の選択肢があることを知っていれば良かったです。。
この記事が将来オーストラリア移住を目指している方の職業選びの参考になれば幸いです。
またYouTubeでも熱く語っているので、ご視聴のほうよろしくお願いいたします。
目次
2023年の永住権につながった職業トップ10
オーストラリア永住権につながったトップ10の職業は下記です。
1. 正看護師
2. 会計士
3. ソフトウェアおよびアプリケーション・プログラマー
4. シェフ
5. 土木技術者
6. 工業、機械、生産エンジニア
7. 幼児(小学校入学前)教師
8. ICTビジネスおよびシステムアナリスト
9. 自動車整備士
10. 中学校教員
参考はこちら:Migration Program 2022-23
ちなみに、移民局のレポート(英語)だとこんな感じです(スクショ↓)。
上位の正看護師、会計士、プログラマー、シェフはここ何年もずっーと同じ職業です。
日本でこれらの就労経験があれば、オーストラリアでも活かせるので現地就職や移住を狙っている方には有利ですね。
ビザのカテゴリー別で永住権につながった職業
永住権につながるビザのカテゴリーは主に下記になります(4つ)。
雇用主スポンサー(Employer Sponsored)
技術独立(Skilled Independent)
地域や田舎(Regional)
州ノミネーション(State/Territory)
例えば、これらのビザを利用して永住権につながった職業は下記です。
□すでに就労しているなら(雇用主スポンサー)
→雇用主スポンサー経由で永住権
→プログラマー、正看護師、シェフの職業が多いです
□スキルあってPoint testで高ポイントを狙えるなら(技術独立)
→技術独立ビザ経由で永住権
→多くは正看護師、少ないけど幼児(小学校入学前)教師の職業が多いです
□正看護師、プログラマー以外の職業なら(地域や田舎)
→Regional(田舎)経由で勝負して永住権
→多くは会計士、そしてシェフ、自動車整備士、調理師の職業が多いです
□さらなる選択肢として(州ノミネーション)
→州ノミネーション経由で永住権(州に認めてもらう)
→正看護師、プログラマー、会計士の職業が多いです
参考はこちら:詳しいグラフはMigration programのPDFにあります(Page 40)。
州別で永住権につながったビザの種類
ここからはどんなビザで永住権につながったのかを州別に解説していきます。
オーストラリアにある州によって永住権のトレンドが違うので興味深いです。
ちなみに、オーストラリア全土では約195,000の永住権が発給(2022 – 2023年)されました。
ACT(首都キャンベラがある)
→Regional(地域や田舎)と州ノミネーションのビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→ACTでは5,990の永住権が発給。全体では約3.1%の割合と少ない。キャンベラは政府関連の仕事が多いので一般企業が少なく、雇用主スポンサーもそれほどないよう(ビザ数が少ない)。
NSW州(シドニーのある州)
→ 雇用主スポンサー、州ノミネーション、技術独立のビザを利用して永住権につなげる方が多い。
→NSW州では57,518の永住権が発給。これはオーストラリア全土で一番多いです(29.5%)。高スキルで職務経験のある方はNSW州で挑戦するのもありです。
NT(ダーウィンのある)
→Regional(地域や田舎)、州ノミネーションのビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→NTでは3865の永住権が発給。これは全体の約2%だけ占めるので、NTからは難しいかもです。
QLD州(ブリスベンのある州)
→技術独立、雇用主スポンサー、Regional(地域や田舎)のビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→QLD州では24,927の永住権が発給。これは全体の12.8%を占めます。
以前ブログ記事で紹介しましたが、QLD州は電気技師やメカニック系の仕事が多いので、もし過去にそれらの仕事経験があれば現地就職には有利になります。。\(^_^)/
SA州(アデレードのある州)
→Regional(地域や田舎)、州ノミネーションのビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→SA州では18,648の永住権が発給。これは全体の9.6%を占めます。
TAS州(タスマニアのある州)
→Regional(地域や田舎)、州ノミネーションのビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→TAS州では7235の永住権が発給。これは全体の3.7%となり、結構永住権を目指すのは難しいかも。
VIC州(メルボルンの州)
→雇用主スポンサー、技術独立、州ノミネーションのビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→VIC州では49,691の永住権が発給。シドニーの次に多い25.5%を占めます。高スキルで職務経験のある方は挑戦するのがいいです。
WA州(パースのある州)
→雇用主スポンサー、技術独立、Regional(地域や田舎)のビザを利用して永住権につなげた方が多い。
→WA州では19,387の永住権が発給。これは全体の9.9%です。
以前ブログ記事で紹介しましたが、WA州では建設ラッシュ(?)のため、建築・建設ワーカーの需要が高いです。
ということで今回はオーストラリア永住権につながった職業やビザについて解説していきました。
上記のトップ10の職業以外にも、移民局サイトにある職業リスト(Skilled occupation list)にはもっと職業があるので、本当に自分に合った職業が見つかるかもしれません。
職業を選んでしばらく働いてみて合っていそうなら、そこから現地就職や移住を目指すのもいいですね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それでは失礼いたします。。\(^_^)/