こんな疑問に答えていきます。
こんにちは、たつやです。
先日こんなツイートをしました。
日本にいた時は専門スキルとか意識しなかったけど、豪州にきて専門スキルが大切なのを知った。海外で働くのに英語ばかり勉強する人もいるけど(もちろん大事だけど)、それ以外に専門スキルをつけたほうがいい。
英語x専門スキルがあって移住もできるし、海外でネイティブに混ざって働いていける。— Tatsuya@シドニーの会計士 (@tatsuya_maeda) September 29, 2020
ぶっちゃけ、英語力はあっても、スキルがないと海外就職は難しいです。
僕はスキルがなかったので、シドニーにある大学院で会計の勉強をして、専門性を身につけて、そして現地で働き始めました。
今回は、僕の経験も踏まえて、オーストラリアで海外就職するのに必要なスキル、そこからどうやって就職につなげていくのか解説していきます。
この記事が少しでも海外就職を考えている人の参考になれば幸いです。
目次
オーストラリアで海外就職するにはスキルが大切
語学力や就労ビザに問題のない、オーストラリア人はどこでも働けますが、、、
僕らのような外国人は、オーストラリアで求められているスキルを身につけて、そこから就職に繋げていくのがいいからです。
僕がシドニーにある大学院を卒業した頃もそうでした。
当時は、会計士、パティシエ、シェフ、ヘアドレッサー、、、などが就職に強いスキルでした。
そして、留学生で移住に興味がある人は、これらの職業になるために学校を選んでいました。
僕は会計を選び、卒業と同時に現地就職することが出来ました。
友達はパティシエになるために、シドニーにある専門学校でスキルを身につけてから、ホテルのキッチンでパティシエとして就職することができました。
このように、外国人がオーストラリアで海外就職するには、求められているスキルを身につけてから、そこから現地で就職につなげていくのが大切なのです。
『やっぱり学校に行かないといけないのか~』と思うかもですが、、
もし、30歳前だったら、ワーホリのビザを使って現地で働いて、そこから現地の企業に就労ビザのスポンサーになって貰えないか聞いてみる、という方法も可能ではあります。
例えば、友達は日本でシェフだったのですが、ワーホリでシドニーにあるジャパレスで働き、ワーホリ終了後には、レストランに就労ビザのスポンサーになってもらい、そこから働くことが出来ました。
その後、友達は学校に行かずとも、永住権を取得することができました。
別の友達はイギリス人ですが、シドニーにワーホリビザで来ました。
イギリスで経験あった彼は、シドニーにあるBig 4で経験をさらに積んで、その後シドニーにある現地企業から就労ビザのスポンサーになってもらいました。
彼は今、将来的に移住しようと挑戦しています。
いずれにしても、オーストラリアで海外就職するにはスキルが大切なのです。
コロナの影響で海外に来れないのなら、日本でスキルを身につけて(あと英語力も)、オーストラリアの海外就職に備えるのがいいです。
オーストラリアで海外就職するにはスキル選びも大切
需要のあるスキルを選ばないと、就職が難しいからです。
たまに『自分のやりたい仕事に就きたいな~』という人もいますが、
これだとぶっちゃけ、オーストラリアで海外就職は難しいです。。。
企業としても、就労ビザの問題がある外国人を採用したくないし、オーストラリア政府から求められていない職業だと、現地就職や移住も難しくなります。
オーストラリアの大学を卒業してから現地就職して、その後永住権に繋げるなら、必要なスキル(職業)は限られてきます。
技術職業リスト、Skilled Occupation List (SOL) というのがあり、
『これらの職業だったら永住権の可能性があるよ』というものです。
詳しくは、移民局のホームページでSOLのリストを見て欲しいのですが、どれも専門スキルのあるものばかりです。
オーストラリアの将来的な需要も考えると、
ヘルスケア系、ソーシャルアシスタント系、建築系、プロフェッショナル系(会計士、IT、エンジニアなど)、教育系(Education)の雇用の伸び率が高くなると予想されるので、
正看護師、ソーシャルワーカー、エンジニア、プログラマーなどが、オーストラリアで就職するなら、将来的にも需要のある職業です。
詳しくは豪政府のJob outlookを参考にしてみて下さい。
あとは、ブログ記事でも詳しく解説しています。
また先日のニュース記事にもありましたが、留学生のような一時滞在ビザ(Temporary visa)で、専門スキルを身につけた人は、ビザの手続きを早くして、積極的に受け入れるようです。
ちなみに、これらの職業は上記の職業以外に、
医者、建設現場のプロジェクトマネージャー、助産師などの職業もありました。
僕からすれば、あまりに高学歴で専門職すぎて、現実味がないですが。。。(-_-;)
もし勉強に自信がない人は、大学や大学院に行かなくても、専門学校(TAFEとか)に通って専門スキルを身につけることができます。
例えば、シェフ、職人系、ペンキ、配管、屋根、ガラス、大工などなど。。
これらの職業でも、移住に繋げることが可能なのです。
だけど、コロナの影響で経済は完全に回復していないので、仕事探しは難しくなると思いますが、、、現実は大変です。
結局は、自分に合った需要のあるスキルを選ぶのも大切です。
移住のためとはいえ、少しでも自分に合っている専門スキルを学ぶほうが、勉強も楽しくなるからです。
僕も会計の勉強をしている時は、ビジネス系の科目は面白かったですよ 。。\(^_^)/
ということで、スキル選びは大切なのです。
オーストラリアの大学でスキルを身につけても現地就職は大変
オーストラリアの大学でスキルを身につけても現地就職は大変です。
やはり留学生は、ローカルの学生に比べて、ビザの問題があるからです。
すみません、、これから留学そして現地就職を考えている方には、ちょっと厳しい話です。
だけど、事実も知ったうえで留学を決めるのが大事だと思います。
先日、こんなニュースがありました。
IT専攻の留学生がメルボルンにある大学院を卒業後、IT系の仕事がどうしても見つからなくて、結局タスマニアにあるランドリー工場で洗濯の仕事をすることになった。
という記事です(その後は幸いなことに、彼女はオフィス系に異動になりました)。
このように、いくら大学や大学院で専門スキル(ここではITの知識)を学んでも、「仕事経験がない」、「永住権がない」、だと現地就職するのはかなり厳しいのです。。
だから在学中から、頑張ってインターンやバイトで専門性を活かせるような仕事経験を得ることが大事です。もしくはそれに近い仕事です。
それでも今はコロナの影響で、インターンを中止する企業が増えていて大変ですが、、、頑張っていくしかないです(ファイト!)。。\(^_^)/
留学から海外就職するならやったほうがイイこと
これから留学する方は、下記のことを考えながら行動したほうがいいです。
① 日系企業で日本語を活かして現地就職する
② 在学中に気合いを入れてコネを作る
ここから深く解説していきます。
日系企業で働く
① の日系企業で働くは、どちらかというと最終的な手段として考えたほうがいいかなと思います。
せっかくオーストラリアにいるのだから、オーストラリア企業で働いたほうがいいですよね。
でも、どうしても現地企業で就職が難しいのなら挑戦したほうがいいです。経験が積めるので、、
ただ日系企業だと残業や日本的な働き方があり、大変そうですが。。。
コネを作る
② これが本質ですが、オーストラリアではコネが大事で、就職する時も知り合い経由で仕事を見つけることが多いです。
例えば、職場内で欠員が出ると、同僚に『仕事経験のある人』がいないか聞いたりします。
だから実際は求人サイトで求人を載せる前に、ほとんどのポジションは口コミで決まってしまうことが多いのです。
つまりバイトやインターンで会社内部の社員と知り合いになってしまえば、欠員募集している時に、声がかかるかも知れないのです(あとは社内で積極的なアプローチも必要ですが、、)。
このチャンスを使っていくのがいいです。
あとは頑張って即戦力になるような仕事経験をつけていくのです。
雇用主が求めるのは、
スキル=専門性+仕事経験があるかどうか、即戦力になるかを見ているからです。
留学中は課題やテストなどで忙しいですが、、② のコネと、どうやったら企業が求める即戦力になれるかを考えながら、学生生活を送るのが、現地就職につなげるのに大切なのです。
まとめ
オーストラリアで海外就職を目指すなら、何かしらのスキルを身につけて、仕事経験を得ることが大切です。
僕も未経験でしたが、スキルを身につけて現地で就職することができました。
焦らずコツコツと需要のあるスキルを身につけて、仕事経験+即戦力になるよう頑張っていくのが大切です。
今回も色々と書きましたが、この辺で最後にします。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。