こんにちは、たつやです。
今回の記事内容はこちらです。
オーストラリアの片田舎で起きている、人材不足の実態!
38年のキャリアを持つ測量士が直面している、まさかの危機とは、、、
それでは始めましょう!
年収2200万円を提示しても来ない!?
そう年収2200万円を提示しても人材が来ないようです。
さらに海外から人材を呼ぼうとしても、却下される始末。
クイーンズランド州の地方クロンカリー(Cloncurry)に移住した、超ベテラン測量士、
デール・アダムソン、58歳の話です。
デールさんが12か月前、クロンカリーに来た時は夢に満ちていました。
でも今は、ビジネス存続の危機なのです。
地方クロンカリー(Cloncurry)の問題は何か?
結局は下記が問題なのです。
地方の人材不足
高額な人件費
デールさんによると、
スタッフを見つけるのが極めて困難。
地元で人材を探すと、年収220,000豪ドル(約2200万円)、2週間交代という条件
さらに、残りの2週間分の人件費を考えると、400,000豪ドル以上かかってしまう。
「到底払えません。。。」
とくに、この地域は鉱業(Mining)が盛んで、測量士(surveyor)が必要になるのです。
測量士の仕事は、道路、橋、空港、住宅など、あらゆるインフラ建設の基礎を作る重要な仕事です。
打開策として、デールさんは海外から人材確保を目指しました。
短期専門家ビザ(S400 Temporary Work (Short Stay Specialist) visa)を申請。
しかし、やっと見つけた、ジンバブエからの労働者のビザ申請は、わずか24時間で却下。
(というのもジンバブエからの労働者はオーストラリア移住するのが大変。生活水準の違いもあり。本当に短期間だけ滞在するのか疑わしい。などの理由で却下)
人材確保で「12,000豪ドル以上も投資したのに。。。」ダメでした。
測量士のさらなる人材不足
全国で約2000の測量士が足りなく、この状態はさらに続いていくよう。
さらに地方には住宅問題もあり、地方自治体は地方活性のため住宅を建設中。
スキル労働者(測量士など)を町に引き付けるため、新たな住宅を建設しています。
(今までスキル労働者が来ても住むところがなかったため、、、)
これにより、
スキル労働者の住宅供給の問題を緩和
鉱山労働者に地元に住むことを奨励
地方活性化を目指します。
測量士協会や議員の発言
測量士協会代表ミシェル・ブリカヴスさん:
「理想は地元の若い測量士を育成すること。しかし、即戦力が必要な現在、国際的な人材も視野に入れる必要があります。人材確保が極めて困難な状況」
ボブ・カッター議員:「このままでは地方のビジネスが壊滅する!」
地方のビジネスが直面する人材難
国際的な人材確保の壁
インフラ建設に不可欠な測量士の危機
デールさんの苦悩は、オーストラリアの地方が抱える構造的な問題を浮き彫りにしているのです。
デールさんの:
「もし働き手がいないなら、ビジネスを閉じなければならない」の言葉が切実です。
ということで、今回は以上となります。ここまで読んで頂いてありがとうございました。
参考サイト:
Surveyors in short supply but working visa refusals will force proud regional business to close